- 出演者
- 檜山靖洋 打越裕樹 首藤奈知子 近藤奈央 野口葵衣
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶した。
G20の財務相中央銀行総裁会議に出席するためワシントンを訪問中の鈴木財務相はイエレン財務長官と韓国のチェ・サンモク副首相兼企画財政相と会談。会議では金融市場の動向や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応、経済安全保障などについて意見を交わした。終了後に発表された声明は、最近の急速な円安及びウォン安に関する日韓の深刻な懸念を認識したとし、外国為替市場の動向を引き続き緊密に協議するとしたる。インフレが続くアメリカで早期の利下げ観測が後退したことでドルを買う動きが強まり、ドルに対して円やウォンが値下がりしこうした動きに対して3か国が共同でけん制した形。
円安を追い風に日本を訪れる旅行者が増えている。先月の訪日外国人旅行者は初めて300万人を突破し、1ヶ月としては過去最多になった。今年1~3月までの消費額は、速報値で1兆7505億円と過去最高となった。円安に加え桜の開花の時期に合わせて訪日の需要が高まったことが影響。政府は来年、訪日外国人の数をコロナ禍前のピークである3188万人を上回る水準を目指すとしている。岸田総理は観光関連の閣僚会議で、この目標を前倒しで達成できるという見通しを示したうえで、インバウンド需要拡大に向けた対策を検討するよ指示。政府は、全国11か所指定しているモデル観光地での受け入れ態勢の支援や、オーバーツーリズム対策の強化など具体策の検討を急ぐことにしている。円安が進む中、海外からの原材料の値上がりが大きな負担となっているところもある。大田区の金属加工会社は、ひと月の原材料仕入額が2年ほどで約1.4倍になった。少しずつ価格転嫁も行っているが、さらなる対応が必要だという。ただ値上げの手続きに数ヶ月かかるケースもあり、先行きに不安を感じている。日本商工会議所の会頭は「今の円安は非常に困る」などと述べた。
自民党の茂木派は、カネと人事から完全に決別するとした党の方針に沿って活動のあり方を検討し、所属議員の会合を開いた。会長を務める茂木幹事長が、政治団体の届け出を取り下げて解消する方針を提案し了承された。一方で、政策集団としてのグループの活動は継続する方針で、運営のあり方などは今後検討していくことを確認。また所属議員からの会費徴収は当面停止するという。会合後、茂木氏は記者団に「新しいグループの運営のあり方は少し時間をかけて決めていきたい」などと述べた。そして、後半国会の最大の焦点である政治資金規正法の改正。森山総務会長は、収支報告書に虚偽記載があった場合、会計責任者だけでなく国会議員も責任を負う連座制導入には慎重な検討が必要だという考えを示した。一方、立憲民主党の安住国会対策委員長は「来週には委員会の開会だけはして法案が間に合わないのであれば、原点に戻り政治とカネの追求になる」などと述べた。
2026年度から東海道新幹線に新たな個室の座席が導入されることになった。JR東海によるとリクライニングシートのほか専用Wi−Fiがあり、照明の明るさや車内放送の音量などを個別に調節できる機能を備える。料金や運転区間などは今後決めるとしている。個室の座席としては2003年に廃止されてからの復活。
17日の債券市場は日本国債を売る動きが強まり、長期金利は一時0.885%まで上昇し去年11月以来約5カ月ぶりの水準。16日のFRBパウエル議長の発言を受け、利下げの始まる時期が遅れるとの見方が広がり、アメリカの長期金利が上昇。日本の長期金利にも上昇圧力がかかっている。
サッカー元日本代表で、ドイツ1部リーグ・フランクフルトでプレーする長谷部誠選手が、今シーズンかぎりで現役を引退することを表明。W杯では3大会連続でキャプテンを務めた。現役引退後もフランクフルトに残り指導者の道に進む予定だという。
横浜DeNAベイスターズは、ダイヤモンドバックスと2019年から業務提携をしており、編成や選手育成のノウハウなどを共有していたが、先月解消となった。また、北海道日本ハムファイターズも2018年からレンジャーズと結んでいた同様の内容の業務提携を、先月下旬に解消していた。先月上旬、大リーグ機構は、全30球団に対し他国のプロ球団との不正な事前交渉につながる関係を禁止した通達を順守するよう通知していて、両球団の対応はこのあおりを受けた形となる。大リーグ機構は人材交流や選手育成に関して、他国のプロ球団と協力すること自体は禁止していないが、他の球団ができないスカウト行為を行うことなどについては厳しく禁止している。
バレーボールの国内リーグは、これまでVリーグとしてV1からV3までの3部制だったが、今年10月から始まる次のシーズンでは、将来的なプロリーグ化を目指すSVリーグと、その下部にあたるVリーグの2つに再編される。SVリーグの男子はパナソニックやウルフドッグス名古屋など10チーム、女子はNECなどの企業チームにヴィクトリーナ姫路といったクラブチームを加えた14チームでスタートすることになる。
去年、「青森県こども未来県民会議」が行われ、子育て世代の要望などが青森県の宮下宗一郎知事に直接届けられた。青森県の乳児院や児童養護施設では「子育てショートステイ」が行われており、保護者が出張や育児疲れなど様々な理由で子どもを見ることが出来ない場合に市町村が窓口となり子どもを預けることができるという。子育てショートステイを実施している弘前乳児院は、新年度から新たに2つの自治体からも受け入れをするという。
為替と株の値動きを伝えた。
是枝裕和監督らがきのう「新しい資本主義実現会議」で政府に対してクリエイターの労働環境の改善などについて官民で業界を支える仕組みづくりを求めた。山崎貴監督はいまの収益構造の見直しの必要性などを指摘した。岸田総理大臣は公正取引委員会の協力も得て業界の実態調査を行い改善を図っていく意向を明らかにした。
58年前、静岡県で1家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんの再審で被害者遺族の意見陳述が行われる見通し。静岡地方裁判所では審理が続いていて、検察が有罪を求める立証を行い、弁護側は無罪を主張している。意見陳述は被害者遺族から検察への申し出で行われることになった。来月22日の審理で検察官の論告・求刑前に意見書を読み上げる形式で行われる見通し。遺族本人は出廷しない。弁護団は意見陳述に反対する意見書を裁判所に提出する方針。
昨夜の地震で震度5強を記録した愛媛・宇和島市の様子を自衛隊が撮影した映像を紹介。気象庁は今後の地震活動や雨に注意をするとともに、今後1週間ほどは最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼び掛けている。
神戸市の「人と防災未来センター」でお披露目された防災を題材にした絵本。災害の記憶・教訓を絵本にして広く語り継ごうと始まった「防災100年えほんプロジェクト」ではこの春3冊の作品が生まれた。「たったひとつのやくそく」は津波に備え、家族がバラバラになっても高台へ逃げる「津波てんでんこ」という東北の三陸地方に伝わる教えがテーマ。絵を担当した金澤さんは神戸市で絵本作家として活動しており、自身も29年前に阪神・淡路大震災を経験した。金澤さんは今回のプロジェクトで寄せられた原案のうち、「津波てんでんこ」に関する物語に心を動かされ「ぜひ絵を描きたい」と参加を決めた。リアリティのある絵にしたいと金澤さんは物語のモデルにもなっている三陸沿岸を訪れた。小さな子供が避難するために神社への階段を登るのはどれほど大変なのか、海と高台の位置関係がどうなっているのかなど地元の人に話を聞いたり、何度も登ったりして確かめた。現地で見聞きしたことを踏まえ色合いにもこだわった。この日、金澤さんは完成したばかりの絵本で初めての読み聞かせを行った。金澤さんは「ご家庭それぞれの最適解の防災を避難方法など話し合ってもらえたら嬉しい」と話す。100年先まで伝えたい災害の教訓。絵本の力で未来へ届ける。
NEWS WEB ランキングを紹介した。上位には昨夜の地震のニュースなど が入っている。
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- NHK NEWS WEB気象庁
先月、イギリス王室が「キャサリン妃がガンと診断され治療を受けている」と発表した。キャサリン妃はビデオメッセージを公開し「何よりもジョージとシャーロットとルイに適切な方法ですべてを説明し、私は大丈夫だと安心させることに時間がかかった」と語った。キャサリン妃の告白にはSNSでは共感の声もあがった。今回は親世代の2人に話をうかがった。関直行さんは膵臓がんの治療を続けており2人の子どもがいる。関さんは「がんのことを話そうと構えることなく、生活の中でその都度伝えてきた」と話す。11年前の36歳のときに「ステージ4」と診断された当時4歳だった長女に、病気のことや一緒に遊ぶときに走ったり抱っこしたりできなくなる時があると伝えたという。その後、長男が生まれたすぐ後の7年前に再発。休みのときに治療のことについて息子と話すという。「2人の子どもは病気のことや抗がん剤の影響で辛くて一緒に遊べないことも理解してくれている」と感じているという。永江寛美さんは7年前の33歳のときに胃がんの診断を受け摘出手術を受けた。永江さんは娘さんにガンが特別なことだと思ってほしくないという思いがあるという。周囲にもオープンにしており、小学生になってからはがん患者の集まりに一緒につれていくようになった。娘は永江さんの願い通り母親の病気にネガティブな気持ちは持っていないという。NPO法人・Hope Treeは親がガンになった子どもを支援してきた。代表で医療ソーシャルワーカーの大沢さんは「子どもには正確な情報を伝える必要がある。子どもは親の変化を敏感に感じ取るので、何も伝えないと不安や孤独感・孤立感を募らせる」と話す。子どもに伝えるときには「Cancer(がん)という病気」「Catchy(伝染)しない」「Caused(原因)誰のせいでもない」という3つの「C」を念頭に置くと良いという。伝えた後に子どもをどうフォローするかも大事。大沢さんは「子どもに安心してもらうということを目的に伝えると良い」としている。