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- 南利幸 井上二郎 赤木野々花
米国のバイデン政権が中国製のEV・電気自動車への関税を現在の4倍の100%にするなど中国からの輸入品の関税を引き上げると発表した。これは11月の大統領選挙に向けた動きだとの見方もある。一方で大統領選挙で返り咲きを目指しているトランプ前大統領はバイデン政権の対応は不十分だとしている。
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シンガポールで約20年にわたって首相をつとめてきたリー・シェンロンが退任し、後継のローレンス・ウォンが新たな首相に就任した。ローレンス・ウォンは中産階級の家庭に生まれた官僚出身の51歳。新型コロナ対策の共同責任者を務め、政界での存在感を強めた。
ロシア・プーチン大統領が中国を訪れて習近平国家主席と首脳会談を行った。中国とロシアの強固な関係を内外に示したことが最大の成果。中国はロシアを欧米に対抗するパートナーとしており、有望な市場ともみなしている。一方でロシアはウクライナ侵攻で欧米との関係が断たれる中で、中国に頼らざるを得ない状況となっている。
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インド・総選挙は先月から投票が行われ、来月4日に一斉に開票される。モディ首相率いるインド人民党に対し、最大野党の国民会議派を中心とする野党連合が対抗している。今回各党が票を集めたいと力を入れているのが女性だ。近年政治意識の高まりなどから女性の投票率は男性を上回り有権者数も増えている。10年にわたって首相をつとめ3期目を目指すモディ首相は与党が選挙で圧勝できれば、女性たちを手厚く支援できると訴える。一方野党側は貧困家庭を支える女性たちに現金給付を行うなどの公約を掲げている。インドでは女性の社会的な地位の低さや男女間の不平等が指摘されている。オートリキシャで働く女性・スニタ・チョウダリーもそうした現実を感じている。スニタがニューデリーで初めて女性ドライバーになったのは20年前。現在でも女性ということで男性の乗客やドライバーから嫌がらせを受けることがあるという。それでも仕事を続けてきたのはスニタだと安心して乗ってくれる女性客がいたから。選挙では女性の地位向上を支える候補に投票したいと考えている。家庭をめぐる問題で女性の地位向上を目指すタルナ・セニは今回の総選挙をどう考えているのか。タルナセニは男性からの暴力を受けた女性を支援する活動を行っている。インドには結婚の時、妻側の家族から夫側の家族に多額の持参金や高価な品物を貢ぐダウリーという習慣がある。法律で禁止されているにもかかわらず各地で続いている。このダウリーが十分でないとして夫が妻に暴力を振るうケースが後を絶たない。タルナさんも夫の暴力の被害者で現在は夫から離れ訴訟を続けている。被害女性の中には夫から戸籍などの書類を返してもらえず、選挙カードが作れず投票に行けないケースもある。タルナさんは「自分の権利のために声を上げる女性たちにとって投票は大切。この投票が女性の地位向上につながるはず」と話した。
インドの女性地位向上が進まないのは、伝統的に女性たちの教育の機会が限られ家庭に入ることが優先させられてきたことがあるという。農村を中心に、女性の活躍の場を広げていこうという意識改革にまで至っていないことが、女性の社会進出を阻む大きな要因になっているという。各党とも現状を変えようといった意識はあるが、女性候補は現在のところ全体の10%以下にとどまっているがインド議会はこうした現状を変えようと去年、下院などの議席の3分の1を女性に割り当てる法案を可決した。しかし今回の総選挙には間に合わず専門家からは厳しい指摘が出ている。女性人権の専門家・ランジャナ・クマリは「もっと多くの女性が立候補することを期待しているが、各政党は女性票を欲しがる一方で政治を女性と担う気はない」と話した。
北海道・帯広のJICA施設で農業支援の一環として研修が企画された。参加した5人はいずれもパレスチナ暫定自治政府で農業の普及・農家の指導に携わっている。彼らが活動しているのはヨルダン川西岸で、イスラエル軍の攻撃にさらされているガザ地区とは分断されている。オリーブやぶどう、スイカなどの生産が盛んだがここでもイスラエルによる占領が影を落としている。参加者のリーダー・ムスタファ・リームさんは「広い範囲で農地が奪われ水資源もイスラエルに管理されている。人や農作物の移動も制限されている」などと話した。発展を妨げられるパレスチナの農業。リームさんらは少ない農作物でも効率的に市場で売ることで農家の収入を増やそうと流通の仕組みの進んだ十勝に学びに来た。この日訪れたのは卸売り市場で、年間約4万トンの農作物が取引きされている。パレスチナでは市場がきちんと管理されていないことも多く、価格がどう決まるかも明確ではない。見学の後の質問会では次々に質問が飛び交っていた。市内のスーパーマーケットも訪れ、農作物を魅力的に見せる売り方も見学した。
サイバー空間の安全保障環境が厳しさを増す中、政府は攻撃をしかけようとする相手のシステムに先手を打って対抗措置を取る能動的サイバー防御の導入に向け、法整備の検討を本格化させることにしている。能動的サイバー防御は攻撃元と疑われるサーバーを検知し、サーバーに侵入し無力化することなどを想定している。一方で管理者に無断でシステムに侵入することを禁じた不正アクセス禁止法などに抵触しないように、どのように整合性をとるかが課題となる見通し。
自転車の交通違反に反則金を納付させるいわゆる青切符による取締りの導入を盛り込んだ改正道路交通法が、参議院本会議で可決成立した。16歳以上を対象に適用され、113の違反行為が対象となり、このうち信号無視や携帯電話を使用しながらの運転など、重大な事故につながるおそれのある違反について、重点的な取締りが行われることになる。青切符による取締りは、公布から2年以内に施行される予定だ。
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義肢装具士の沢岻一成さんは20年以上人間用の義手や義足を作って来た。その男性が動物向けの義肢装具を手がけている。自身も交通事故で足を失い義足で生活している。動物にも歩く喜びを届けたいと思いをこめて制作を続けている。
為替と株の値動きを伝えた。
道路情報を伝えた。3号線の上りは渋谷の出入り口付近で工事のためあさっての午前6時まで1車線が規制されている。