2024年7月9日放送 6:30 - 7:00 NHK総合

NHKニュース おはよう日本

出演者
渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 是永千恵 野口葵衣 
おはBiz
猛暑で電力融通

冷房の使用などで電力需要が増えたため東京電力はきのう、およそ2年ぶりにほかの会社から電力の融通を受けた。東京電力の管内では冷房の使用などによって電力需要が増え、きのう午前には供給の余力を示す予備率が一時3%台となった。これを受けて発電事業者のJERAは、停止していた千葉県と神奈川県の火力発電所を稼働させたほか、福島県や茨城県などの火力発電所の出力を引き上げた。また、東京電力はきのう、中部電力の管内から最大20万キロワットの電力融通を受けたことを明らかにした。東京・府中市ではきのう、39.2度まで気温が上がった。電力の予備率とは電力供給の余力を示すもので、経済産業省はこの夏10年に1度の厳しい暑さを想定した場合で、東京電力管内の予備率は4.1%になるとしていたが、きのうは供給の余力が3%台まで減少。安定供給に最低限必要な予備率は3%。経済産業省は、ことしは燃料の調達への懸念が和らいでいるとして、3年ぶりに節電要請をしていない。この方針に変更はないということだが、火力発電所の中には老朽化した設備もある。きょうも猛烈な暑さが予想されているため、電力の供給力が気になる。

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JERA千葉県府中市(東京)東京電力神奈川県福島県経済産業省茨城県
振込手数料 引き下げへ

三井住友銀行は、個人客が振り込みを行う際の手数料を引き下げると発表した。具体的には、インターネット経由で自分の口座から他行に振り込む場合、金額が3万円以上で現在330円の手数料を220円に引き下げる。ATM経由で他行に振り込む場合、金額が3万円以上で現在の330円を275円に引き下げ、ATM経由で同じ銀行に振り込む場合は現在の110円を無料にする。日銀がマイナス金利を解除し、金利のある世界に戻ろうとしている。それにより銀行は貸し出しによる金利の収入、利ざやが見込めるようになる。その原資となる預金をより多く獲得することが重要になってきている。数ある銀行の中から預金先として選ばれようと、手数料の引き下げに踏み切った。こうした動きがほかの銀行にも広がるのか注目される。

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三井住友銀行日本銀行
国債買い入れ減額へ

日銀は今月の金融政策決定会合で、国債の買い入れの減額について具体的な計画を示す。これを前に日銀は市場への影響を見極めるため、きょうから2日間、金融機関と意見交換を行う。日銀は先月の決定会合で、月間6兆円規模で続けてきた国債の買い入れを減額する方針を決め、今月の会合で、今後1年から2年程度の具体的な計画を示すことにしている。きょうから2日間行う市場参加者との意見交換には、国債を買い入れている銀行や証券会社などの実務者が出席し、金融機関が国債を保有するニーズがどこまであるかや、金利が急激に変動するリスクをどう考えるのかなどについて意見を交わす見通し。意見交換の実施には、長期金利が大きく変動するのを避けたいというねらいがある。日銀は発行された国債の半分以上を保有しているため、国債の買い入れを減額すると市場に与える影響は大きいものがある。日銀が自分たちに代わる国債の買い手として期待しているのが金融機関。そこで実際にどの程度国債を買ってくれそうか、探りを入れるというのが今回の目的。意見交換は非公開で行われる。月末の決定会合で日銀がどのような減額の計画を示すのか高い関心を集めそう。

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日本銀行
スペイン経済相「日本の投資に期待」

スペインのクエルポ経済相は先週、都内でNHKのインタビューに応じ、スペインは発電に占める再生可能エネルギーの割合がおよそ6割と高いことを紹介したうえで、日本からの投資を歓迎した。また、外国人観光客の増加で日本でも問題になっているオーバーツーリズムについて、去年の外国人観光客が8500万人を超えたスペインからのアドバイスを聞いた。クエルポ経済相は「観光の悪影響は最小限に抑え持続可能でなければならない、各行政機関と協力しバランスのとれた方策を模索すべきだ」と述べ、有効な対策には地方自治体などとの連携が重要になるという考えを示した。

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カルロス・クエルポ日本放送協会港区(東京)
ソース開発にAI活用

お好み焼きの味の決め手に欠かせないソース。その新商品の開発にAIを活用している企業を取材した。お好み焼き用などソースの国内トップシェアを誇る広島市のソースメーカーでは、大手機械メーカーと共同開発したAIを1年ほど前から導入している。このメーカーは自社商品のほか、コンビニやスーパーなどの求めに応じた新商品を年間百数十件開発している。例えば、深みやコクのあるソースを開発するためにキーワードを入力すると、AIが過去に手がけた商品や試作品の中から近い味のものを瞬時に提案。さらにソースの塩分や粘り気といったデータも具体的に示す。新たな味のソースを開発する際、過去の商品を参考にするため、これまでは探すのに時間がかかっていた。経験が少ない若手社員が担当すると、何日もかかることがあった。AIには過去10年分の1万5000件のデータを読み込ませている。これによって、開発にかかる時間を飛躍的に短くすることができるようになった。ただ、最終的に商品に仕上げるためには、人の力も必要。AIが導き出したレシピをもとに、味を足したり引いたりして新しい味を生み出していく。会社では、開発のスピードをさらに上げるため、多くの味のデータをAIに読み込ませて、提案力を一段と高めていきたいと考えている。会社はソースだけでなく、今後はタレや酢などの商品開発でもAIの活用を検討している。

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NHK広島放送局広島市(広島)
経済情報
(ニュース)
世代を超える魅力 ジュークボックス

1960年ごろから70年代にかけて流行したジュークボックス。箱の中には何十枚ものレコードが入っていて、その中から好みの曲をかけることができる。当時を知らない世代の人たちが今、その魅力にはまっている。米国発祥のジュークボックスは戦後、日本に持ち込まれ、かつてはカフェやバーなどで楽しむことができた。しかし1980年以降は、カラオケの普及などで次第に数を減らし、今ではほとんど見かけなくなった。そんなジュークボックスをよみがえらせようと奮闘する男性が札幌市にいる。亀卦川浩司さんは電気工事会社に勤めながら、仕事終わりや休みの日に自宅でジュークボックスを修理している。きっかけは17年前、友人から修理を頼まれたことがジュークボックスとの出会いだった。それまでジュークボックスで音楽を聴いたことはなかったが、修理をしていくうちに、その聴き心地にはまっていった。ジュークボックスはすでに日本では生産されておらず、部品が手に入りにくい。そのため、回路図をもとに独自に部品を作って代用している。丁寧な仕事ぶりが口コミで広がり、亀卦川さんのもとには動かなくなったジュークボックスの修理依頼が全国から寄せられている。亀卦川さんがよみがえらせたジュークボックスが置かれているススキノのバー。常連客の1人、32歳の齋藤光汰さんは、職場の先輩に連れられてこの店を訪れたことがきっかけでジュークボックスをよく聴くようになった。先輩とは30歳以上年が離れているが、ジュークボックスの魅力は年代を超えて仲を深められることだと感じている。昭和の音色を奏でるジュークボックス。懐かしさと新しさが相まって、今、幅広い世代を魅了している。

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NHK札幌放送局すすきの(北海道)
経済情報
おはよう天気
全国の気象情報

全国の気象情報を伝えた。

交通情報
鉄道情報

東京駅の映像を背景に鉄道の情報を伝えた。

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上越新幹線北陸新幹線東京駅東北新幹線東日本旅客鉄道東海道新幹線
道路情報
(気象情報)
関東の気象情報

関東の気象情報を伝えた。

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