- 出演者
- 南利幸 井上二郎 赤木野々花 武田健太
オープニング映像と挨拶。
台風10号はきょう午前6時には日本の南の海上を北へ進んでおり、今後小笠原近海に達したあと北西よりに進む見込み。来週火曜日には非常に強い勢力になると予想されている。西日本から東日本の太平洋側を中心に次第に雨・風が強まり大荒れの天気になる可能性がある。また北日本や西日本できょう、東日本では明日にかけて大気の状態が不安定になる見込み。気象庁は落雷や局地的な非常に激しい雨などに注意するよう呼び掛けている。
FRBパウエル議長はシンポジウムで講演し「インフレ率は2%の物価目標に持続的に向かっているという私の自信は深まった」として来月の会合で利下げに踏み切る考えを示した。FRBはおととし3月から合わせて11回の利上げを行い高い金利水準を維持してきたが、インフレとの闘いが終わりに近づきつつあることを示唆した形。インフレが再加速するリスクが減った一方雇用が悪化するリスクは増大したとして、景気減速への警戒感もにじませた。発言を受けて23日のニューヨーク株式市場では幅広い銘柄に買い注文が広がり、ダウ平均株価は一時490ドル以上値上がりした。またニューヨーク外国為替市場では日米の金利差縮小が意識され円高が進み、1ドル=144円台前半まで2円余り値上がりした。
パウエル議長の講演について、小田島記者は今回の講演はFRBの金融政策の大きな転換点を示すものといえる、今月の株価急落の要因の一つはアメリカの雇用情勢の減速だった、パウエル議長は講演で雇用情勢についてかなり丁寧に説明し「悪化はしていない」と主張した、雇用情勢が悪化すればFRBはさらなる利下げで対応するとの安心感が投資家の間で広がりニューヨーク株式市場では株価が大幅に値上がりした、パウエル議長の発言から米国の金利が下がることで日米の金利差の縮小が意識され2円以上も円高が進んでいると話した。
今週19日の小林鷹之氏に続いて、きょうは石破元幹事長が地元・鳥取の神社で支援者らを前に自民党総裁選挙に立候補表明をすることにした。河野デジタル大臣は週明けの26日に、小泉進次郎は30日に立候補表明の記者会見を行うことにしている。林官房長官は来週にも表明したい考えで、台風10号の状況を踏まえ判断することにしている。茂木幹事長は旧茂木派議員からの要請も踏まえ立候補の意向を固め表明時期を検討している。高市経済安保大臣は近い議員が推薦人確保にメドがついたとしており表明する時期を探っている。斎藤経済産業大臣は立候補したいという意向を示した。上川外務大臣、加藤元官房長官、野田聖子は20人の推薦人の確保に向けた働きかけを続けている。青山繁晴参議院議員は立候補したいという意向を示している。総裁選挙の候補者は過去最多となる可能性を指摘する声も出ている。
立憲民主党の代表選挙は来月7日の告示まで2週間となり、野田元首相は立候補する方向で調整に入った。野田元首相は自民党総裁選で立候補表明が相次ぐことなどを踏まえ、具体的な表明の時期を検討することにしている。枝野前代表はきのう連合の芳野会長に立候補の表明を報告した。枝野代表はあす地元で会合を開き、政策について講演することにしている。立候補の意向を固めている泉代表は、あさってには党所属の地方議員から立候補の要請を受ける予定。
台風10号の情報と全国の天気予報を伝えた。
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1年間で約6万2000トンの処理水が放出され、1000基ほどある福島第一原発のタンクのうち20基ほどの解体が始まる予定。福島県の漁業者は風評被害につながるような事態がいつ起こるか分からない不安を今も抱えている。福島県の水揚げ量はいまも震災前を下回っている。中国や香港が日本産水産物の輸入停止措置を取った結果、去年9月〜今年6月までの6か月間の水産物の輸出額は2879億円と前の年の同じ期間に比べ16.9%減った。特に影響が大きいのがホタテで、中国への輸出額は放出開始前の去年1月〜6月は214億円にのぼっていたが、今年1月〜6月はゼロだった。ある水産加工会社では通販サイトを立ち上げるなど国内の販路を拡大し、今ではメキシコの水産企業の視察を受け入れるなど中国以外の販路開拓を目指している。新たな販売先を確保しようとラインなどを活用した売り込み強化をしている仲卸業者もある。
政府はさまざまな機会を通じて中国側に輸入停止措置の撤廃を働きかけている。IAEAが放出開始のあとも国際的な安全基準に合致していると評価していることなどを踏まえ安全性が確認されていることを強調しているが、中国側の対応に大きな変化は見られない。東京電力は海外の禁輸措置への対応にかかった費用などを賠償しているが、今月14日までに支払った分だけで約190件、合わせて320億円に上る。政府は国内外に新たな販路を広げることなどを含めて支援していくとしているが、影響は長期化している。廃炉作業の進捗は処理水のタンクを今後一部解体していく予定で跡地には溶け落ちた核燃料デブリの取り出しに関連した施設などを整備していくとしているが、おとといデブリの取り出しに取りかかろうとしたところ作業の直前で装置の取り付けミスが分かり作業が中断される事態となった。こうしたトラブルはこの1年だけでも相次いでおり、地元からは不信感や憤りの声があがっている。福島県漁連の野崎会長は処理水の放出について改めて緊張感を持って取り組むよう東京電力にくぎを刺した。
民主党大会で党の大統領候補に指名されたハリス副大統領が演説を行い、トランプ氏を応援するキム総書記のような暴君や独裁者に私はすり寄ることはないと話した。ハリス副大統領は演説でトランプ前大統領との違いを鮮明にし、支持を呼びかけた。
石川・輪島市で伝統の夏祭りが開かれた。キリコと呼ばれる大きな灯籠が練り歩き街を照らした。締めくくりには、地元の高校生たちが企画した500発余りの復興花火が打ち上げられた。
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- 石川県立輪島高等学校輪島市(石川)
パリパラリンピックに出場するパラ競泳の宇津木美都選手は中学から競技に取り組み、得意種目は100メートル平泳ぎ。去年のアジアパラ大会では、銀メダルを獲得した。競技と並行して学業にも励み、小学校の教員になることを目指している。高校時代は周りに相談できる環境がなかったことが原因でタイムが縮まらずスランプに陥った。大学の監督、浜上洋平さんとの出会いが大きな転機となった。キックの強化に取り組んだ。3月の代表選考会で宇津木選手は自己ベストをおよそ1秒更新して、日本代表の座をつかんだ。今は長年課題だった上半身のフォームの改良に取り組んでいる。
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