- 出演者
- 南利幸 山田大樹 井上二郎 赤木野々花 武田健太
オープニング映像。
自民党の総裁選挙で、石破元幹事長はきのう、地元・鳥取の神社で立候補を表明した。立候補表明は小林鷹之氏に続き2人目。河野デジタル大臣はあすの立候補表明を前に決意を示した。自民党・茂木幹事長は「大きな期待の声をもらっている。近々決断したい」とコメント。小泉進次郎氏は今月30日に表明し、林官房長官は、台風10号の影響などを見極めながら表明の時期を判断することにしている。上川外務大臣は推薦人確保の状況について、「いよいよ着地の姿が見えてきたという印象だ」、野田聖子氏は「立候補の意欲は毎日」とコメント。党内では今回、候補者が過去最多となる可能性も指摘されていて、1回目の投票ではいずれも過半数には届かず、上位2人による決選投票にもつれ込むだろうとの見方が大勢。ただ、2位が複数出た場合の対応が定められていないことから、今後、総裁選挙の選挙管理委員会が検討することにしている。
来月7日の告示まで2週間を切った立憲民主党の代表選挙では、枝野前代表が先週立候補を表明したほか、再選を目指す泉代表は、20人の推薦人の確保に向け働きかけを続けている。また、立候補する方向で調整を進める野田元総理大臣は、表明する時期などを検討している。
ドジャース・大谷翔平が史上6人目となるホームラン40本、40盗塁の「40−40」を達成した。試合後、大谷選手は「ドジャースに来ていちばんの思い出になった」などとコメントした。
開幕を間近に控えたパリパラリンピック。現地の選手村は障害者に配慮した仕様になるなど、準備が整ってきている。ゴールボールについて紹介。ゴールボールは視覚障害のある選手が、1チーム3人でボールを投げ合って得点を競う。頼りのするのはボールの中に入った鈴の音。アイシェードと呼ばれる目隠しを着け、視覚以外の感覚を最大限に研ぎ澄ましてプレーする。女子のエース・萩原紀佳（23歳）は、新たな球種を習得して成長。東京大会銅メダルのチームを引っ張り、3大会ぶりの金メダルを目指す。萩原は「網膜芽細胞腫」という目の病気。
宇宙での火災をどう防ぐのかが課題となっている。JAXA有人宇宙技術部門・菊池政雄さんを訪ねる。宇宙での火災を防ぐ研究に携わっている。実験装置があるのは、国際宇宙ステーションにある日本の実験棟「きぼう」。地上から遠隔で操作して、無重力の宇宙でさまざまな素材がどのように燃えるのか、検証する実験を行っている。注目するのは空気の流れ。宇宙で火災が起きるとはどういうことか、今回の研究の意義について、宇宙に3回行った星出彰彦宇宙飛行士に話を聞く。条件によっては、地上よりも宇宙船内のほうが燃えやすいケースがあることも分かってきている。
航空機大手・ボーイングが開発を進めてきた新しい宇宙船「スターライナー」は、ことし6月、試験飛行のため、NASA（米国航空宇宙局）の宇宙飛行士2人を乗せて打ち上げられ、国際宇宙ステーションに到着した。この宇宙船は当初、1週間程度で地球に戻る予定だったが、推進装置の一部に不具合が見つかり、2か月以上、国際宇宙ステーションにとどまったままになっている。これについてNASAは24日、会見を開き、スターライナーに2人を乗せて帰還させることを断念したと発表した。新しい計画では、米国の企業・スペースXが来月以降に打ち上げる予定の宇宙船の乗組員を4人から2人に減らし、宇宙ステーションに到着後、スターライナーの2人も乗せて、来年2月に帰還するという。
北海道を流れる天塩川について。全長256キロ、日本で4番目に長い川。気候はアラスカの一部や、モスクワと同じ亜寒帯に属している。冬に真っ白な氷の川になるまでにさまざまな表情を見せる。このような氷はどのように生まれるのか、鍵となる現象の撮影に挑む。しかし、ことし、2月の最高気温としては観測史上最も高い12．5℃まで上昇。この時期としては異例の雨となり、例年よりひとつき以上早く氷が崩れ出した。南メソジスト大学・シャオヤン博士によると、地球温暖化の影響は、北極圏よりも北海道など亜寒帯の川ほど大きいという。今夜9時放送「氷その神秘の世界〜映像詩・天塩川〜」でも詳しく放送する。