- 出演者
- 南利幸 狩野史長 井上二郎 赤木野々花
オープニング。
今年で5回目となる大学入学共通テストが今日と明日行われ49万人が受験予定。各地では様々な合格祈願が行われた。徳島・阿南市の「お松大権現」は勝負事にご利益があるとされている。宮城・南三陸町では特産のタコをモチーフにした文鎮が作られていた。新学習要領に対応した最初の共通テストとなる今回はデータ活用・プログラミングの知識を問う「情報」が新たに加わっている。出題教科と科目も再編され7教科21科目になる。以前の教育課程で学んだ受験生への経過措置も取られている。大学入試センターは「解答する際に間違わないよう十分に確認して欲しい」としている。
気象情報。
米国・トランプ次期大統領中国の習近平国家主席が昨夜電話で会談した。電話会談で習近平主席は両国の経済・貿易について「本質はウィンウィンの関係で対立や衝突は選択肢であるべきではない」と述べた。また統一を目指す台湾については「中国の国家主権と領土の一体性に関わる問題で米国には慎重な対応を望む」と述べた。その上で両国間の重要な問題を話し合うため戦略的な意思疎通の仕組み作りで合意したとしている。習近平国家主席としては通商面や安全保障などで両国間の対立懸念の中、安定した関係の構築を目指したい姿勢を目指した形。これに対しトランプ次期大統領はSNSに電話会談について「両国にとって非常に良いものだった。多くの問題についてともに解決しだたちに取りかかることを期待している」と投稿した。そして貿易問題や中国の企業が親会社の「Tik Tok」などについて話し合ったことを明らかにした。
日銀は追加利上げの判断にあたって、これまでことしの春闘に向けた賃上げの動きや米国のトランプ次期大統領の経済政策によって、経済物価情勢の改善傾向が影響を受けないかどうかを確認したいという姿勢を示してきた。日銀内では、賃上げに向けた動きが続いているとの受け止め方が大半で、米国経済も最近の経済指標から好調を維持していることがうかがえるとして、追加利上げができる環境が整ってきたという意見が多くなっている。来週23日、24日の金融政策決定会合では、去年7月の会合以来となる追加利上げを検討する見通しで、直前に発足するトランプ次期政権の政策や金融市場の反応を見極めて最終判断することにしている。
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きのうで阪神淡路大震災の発生から30年が経過した。兵庫県によると外国籍の人も少なくとも160人余りが犠牲になった。当時中国から研修生として派遣されていた女性・衛紅さんを紹介。1992年天皇皇后両陛下(当時)が上海を訪問した際に通訳をしていた研修生が衛紅さん。震災前の数日前には実家に電話をして父親の誕生日である1月19日までに上海に帰省すると話していたという。日本と中国は1978年に平和友好条約を締結。衛紅さんは中学時代から日本語を学び、大学卒業に政府の外国との交流を担う部署で勤務していた。衛紅さんは1994年に大阪大学に留学し兵庫県で生活を始めた。その頃、日本語で書かれた日記は書籍として出版。日中友好への思いが綴られている。衛紅さんは大阪に勤務する前、半年ほど横浜市役所に研修生として勤務。中国のことを理解してもらうために職員に無償で中国語教室を開いていたという。震災の3週間前、当時の同僚は衛紅さんを横浜に呼んで共に年を越した。1月17日、衛紅さんは震災により亡くなった。毎年、衛紅さんの命日には家族が墓参りを行っているが、今年は衛紅さんの母校の中高生らも招待。日本からの弔慰金は全て母校に寄付。国際交流に関心がある生徒のための奨学金の基金のが設けられ、教育支援に充てられてきた。衛紅さんが抱いていた交流にかける思いは若い世代に芽生えようとしている。
阪神淡路大震災から30年。オリックスは選手や監督など90人が黙とうした。室内では被災した街の様子やこの年のリーグ優勝の写真などが展示された。阪神でも黙とうが捧げられた。
気象情報。