- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像とキャスターらの挨拶。
茨城大学の食堂では最初に放出された備蓄米が先週からようやく調達可能に。大学の生協ではことしに入って2回値上げが行われたが、備蓄米が入ったからといって値下げの見通しは立っていないという。都内では備蓄米が入手できずコメの品薄が続いているスーパーもある。こうした中、農林水産省は先週、備蓄米の流通円滑化に向けた改善策を公表。業者が抱える買い戻しに関する不安を和らげるため、売り渡した備蓄米と同じ量を買い戻す期限をこれまでの原則1年以内から原則5年以内に延長する。
コメの販売価格は前の週から54円値上がり。産地が単一の銘柄米、備蓄米が混ざることが多い様々な産地が混ざるブレンド米のそれぞれが値上がりした。農林水産省は「今回は備蓄米が入っていないブレンド米が値上がりし全体の価格を押し上げたのではないか」としている。三菱総合研究所の稲垣公雄研究理事は「ことしの新米が十分に収穫できるとなれば安く売らないといけないという動きが出てくる可能性がある」指摘した。
山形県庄内地方の集荷業者は全国の販売店・商社・卸売業者から新規を含め例年の2倍ほどの注文を受けているが、必要な量を確保できる見通しがたっていないためほとんどの注文を断っている。福岡県のコメ農家は飼料用のコメなどの農地を活用して主食用のコメを大幅増産。すべての売り先が決まったという。三菱総合研究所の稲垣公雄研究理事は「生産に余裕が出る状況にならないかぎり本質的には価格は安定しないはずなので生産量が確保できることが最大の課題になるだろうと思います」と語った。
18日、ウクライナのゼレンスキー大統領とアメリカのバンス副大統領がローマで会談。二人は2月にホワイトハウスで行われた会談で激しい口論となったが、今回の会談は笑顔で進行。ゼレンスキー大統領は自身のSNSに「アメリカ国民の支援・リーダーシップに感謝」と投稿、ロシアへの圧力を強めるよう訴えたとみられている。日本時間19日午後11時からはアメリカとロシアの首脳による電話会談が行われる予定。16日に行われたロシアとウクライナの直接協議では大きな進展はなく、トランプ大統領は首脳同士のトップ外交で事態の打開を図りたい考え。米ロ首脳会談は今回で3回目。最初の会談では戦闘の終結に向けた交渉の開始で合意、2回目はプーチン大統領がエネルギー施設への攻撃を停止することで合意した。専門家は今回の会談について「ウクライナ問題でブレークスルーがあるか。これはおそらく難しいのではないか。難しいと判明した時米国がロシアに対し制裁を発動するのかロシアとの関係維持という選択肢をとるのかどちらなのかが焦点」と語った。
参院予算委で消費税の扱いなどをめぐり与野党の議論が活発に行われた。「食料品の税率を原則1年間に限りゼロにする」としている立憲民主党の小川幹事長は「野田代表が責任ある減税と言っている線で緊急の対策を責任ある態度で実行していきたい」と話した。公明党の斉藤代表は全世界の食料品に限った消費税率を平均すると大体5.5%くらいと前置きしたうえで、食料品の消費税率5%というのは考えられると提言。また、社会保障費の財源の確保は大事だとし、消費税の税率を下げるのであれば恒久的な財源を見つけなくてはならないと話した。
経営の立て直しを迫られている日産は2027年度までにグループ全体で2万人を削減、世界で7工場を削減する予定。会社の計画案には横須賀市の追浜工場と平塚市の湘南工場が含まれているとのこと。工場周辺の店舗からは先行きを不安視する声があがった。日産自動車の関係者が19日、県庁を訪れ「まだ何も決まったわけではない」と知事に説明。そのうえで工場削減が現実となった場合の県として取り得る対策を確認した。
副島キャスターが「明日、急に暑くなるところがありますので特に熱中症に気をつけたいですね」と話した。