2024年6月24日放送 1:25 - 2:20 日本テレビ

NNNドキュメント
’24「死刑囚の子 殺された母と、殺した父へ」

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

今回は

2022年10月、大山は移住して15年、一般職に就いてたころもあったが、人殺しの息子であると判明するたびにクビになるため現在は風俗店員をしているのだと明かした。大山の父は母を殺した殺人犯であり、事件当時小学生であった大山は母の叫び声が聞こえても部屋から出て助けに行けなかったのだと打ち明けた。大山は父の死刑が確定してから10年以上経っているため、いつその日が訪れてもいいように覚悟しているのだと告げた。そんな翻弄されてきた大山の24年に迫っていく。

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名古屋市(愛知)
死刑囚の子 殺された母と、殺した父へ
死刑囚の子 殺された母と、殺した父へ

2005年4月28日、事件から5年が経ち、大山の父は一審で死刑の判決を受けた。2011年6月7日、上告棄却をされ大山の父は最高裁で死刑判決が確定した。2013年、大山は故郷を離れ新しい地で生活を始めていた。大山はポストを覗く生活が日課となっており、父から届いたという数々の手紙を紹介した。大山が父とやりとりをするようになったきっかけは、一審判決後に初めて拘置所を大山が訪れたことにあり、大山は両親の愛し合っていた姿を12年間見ており、それが嘘だったとは思えず、殺した理由を本人から聞きたかったのだなどと明かした。父と対面した大山は、父の変わりきった姿に何も言えなかったのだと打ち明けた。大山は二審で弁護側の証人として出廷し、父の死刑回避を訴えていたが、広島高裁の判決は動機が極めて自己中心的だとして死刑はやむをえないと説明した。この日、拘置所の父から宅配便で母の遺品が大山のもとに届き、事件当日を振り返った大山は母を助けられなかったのだなどと涙して告げた。大山は父との面会の後には必ず母の墓参りをしている。この日、事件現場となった港に立ち寄った大山は、父の死刑の日が訪れれば辛いだろうが受け入れて前に進んでいこうと考えているのだと明かした。

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名古屋市(愛知)広島市(広島)広島高等裁判所

大山はメディアの取材を経て、自身の経験を語るようになったが代償にSNSでの誹謗中傷として返ってきて、誰にも相談できず心を病み周囲との関係を絶っていた。2022年5月、大山は9年の時を経て再び取材陣の前に現れた。この日、大山は住民票を置くためだけに借りているという部屋に取材陣を案内し、調べられて住所がバレ嫌がらせや来訪されることもあったのだなどと明かした。2022年9月、大山はこの日、続けている趣味の釣りを行った。大山は入れ墨を入れており、自分への戒めにしているなどと伝えた。このとき、大山の父の死刑は未だ実行されていなかった。大山の父はいつしか死刑実行や息子に会えなくなる恐怖から大山との交流を迷うようになっており、その旨を手紙で大山に伝え、大山は3年前から会いに行くことや手紙もやめていた。この日、大山は覚悟を決めたように父からの手紙を全て燃やした。

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名古屋市(愛知)

2023年6月、大山は非行少年の矯正を支援しているNPO法人「再非行防止サポートセンター愛知」の理事長である高坂朝人がパーソナリティーを務めるエフエムとよた ラジオ・ラブィート「コウセイラジオ ~break through the wall~」にゲスト出演し、非行から立ち直った経験を語った。高坂自身も逮捕歴のある非行少年であり、大山にとっては良き話し相手になっていた。大山はラジオ放送するにあたって両親がそれぞれに好きだった曲をリクエストした。大山のもとに2年ぶりに父からの手紙が届き、大山は友人と酒を飲みながら、未だにその手紙を読むことができないでいることなどを打ち明けていた。1ヶ月後、大山はいまなお手紙を読めないという、その心境を明かした。そして手紙は読まずに燃やす決断を下した。

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エフエムとよたコウセイラジオ ~break through the wall~再非行防止サポートセンター愛知豊田市(愛知)

2022年11月、死刑の執行を軽んじるかのような発言をして問題となった葉梨康弘法相(当時)が辞任した。5月、大山は決意を固め、現法務大臣に父の死刑を実行してあげて欲しいと手紙にして送り、いつ来るかわからない死刑に怯える父を楽にしてあげたいのだと胸中を伝えた。5月31日、小泉龍司法相は会見にて、個別の要望に対して私からお答えすることは差し控えなければならず、個別の死刑執行判断に関わる事柄においてもお答えすることは差し控えなければならないのだと説明し理解を求めた。大山は毎朝目が覚めるたびに思うことは父の死刑についてであり、毎朝覚悟を決め直しているなどと打ち明けた。

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小泉龍司葉梨康弘
(エンディング)
次回予告

次回予告。

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