- 出演者
- 後藤輝基(フットボールアワー) ホラン千秋 矢田亜希子 森田哲矢(さらば青春の光) 松田好花(日向坂46) 正門良規(Aぇ!group)
人気の温泉地ランキングで11年連続1位を獲得するほど圧倒的支持を集める熱海。絶景温泉やレトロなホテルに味わい深い街並みなどで今、若者世代を中心に大人気。今回は1980年頃の静岡県熱海・伊東の映像から出題。
1980年頃・熱海の映像と1980年頃・伊東の映像を流して見ていった。令和世代の意見から5つをピックアップしており、点数は難度により10点・20点・30点で設定し合計得点の高いチームが勝利となる。
まずは松田好花が駅前に勧誘がいると答えて正解となり10点となった。現在の熱海駅には一人もいないがかつてよくみられた光景となっており、客を勧誘する旅館やホテルのスタッフだった。しかし1980年頃も宿の電話予約は可能であったが、宿泊施設は現在の1.4倍で値下げ交渉もできたため「気軽に行って安く泊まる」が熱海旅行の1つの醍醐味だった。もちろん当時予約するお客さんも多く、特に社員旅行などの団体客が続々とやって来ていた。だが1990年代にバブルが崩壊し、不況で社員旅行が実施されず熱海の旅行客が激減し宿泊施設も減少した。現在は昭和レトロを観光資源にPRし「熱海プリン」「のめる熱海ヨーグルト」などのご当地スイーツや、海鮮を使った食べ歩きグルメが若者を呼び人気が復活しランキング1位となったのである。ちなみに和室の宿にある窓際スペースは廊下の名残となっている。昔の宿は廊下で囲まれた大きな和室を障子などで仕切っただけのものが一般的だったが、この和室を個室に改築する際廊下ごと壁で仕切ったことでこのスペースが誕生した。これが好評となり、旅館の和室のシンボルになった。
次は正門良規は夜の街が?だらけと答えていた。
次に正門良規が夜の街が浴衣だらけと答えて正解となり10点となった。夜の街でみんな浴衣姿であったが、現在は浴衣はほぼ見当たらない。当時の熱海は非常に盛り上がっていて口コミでも評価が高かったため、そこで浴衣で歩くことが当時のステータスだった。なぜ現在は外で浴衣を着なくなったのかというと、昔は熱海旅行は宿泊が当たり前だったが現在は旅館も日帰り客向けに温泉を開放するところが増えており年間約700万人中約400万人が日帰り客となっている。浴衣を着ない日帰り客が急増したことが熱海の繁華街の景色を変えていた。
- キーワード
- 熱海(静岡)
次に森田哲矢が干物店が多いと答えて正解となり10点となった。現在の街中を見てみると干物店の看板はなく、全く違う風景になっていた。伊東の干物店は約60軒から約30軒に半減し、その理由はお魚離れや高齢になった方が廃業するからである。苦境の紐の業界だが最近はある商品を販売し人気が出ているという。その商品は「骨なし干物」であり、食べやすく若者や子育て世代に好評となっている。
- キーワード
- 伊東(静岡)
次は矢田亜希子が温泉でお酒飲んでると答えて正解となり10点となった。当時はCMやアニメなどでも温泉旅行の代名詞として温泉と日本酒の組み合わせは多く登場していた。しかし現在伊東市の温浴施設の組合に聞くと、入浴中の飲酒を認める施設は62軒中0となっていた。今は浴室に飲食物を持ち込むのは禁止行為であり、入浴中の飲酒は血圧が低下することから飲酒後の入浴も控えるべきと注意喚起されている。昔は温泉旅館に露天風呂が急に増えだしたのは70年代後半から80年代であり、その設置したウリとして露天風呂でお酒を飲めるサービスをしたとのこと。
松田好花は宴会場に通り道がないと答えて不正解となったが、令和世代の若者も同じ考えはあった。密集している状態となっていたが、当時は現在の宴会の倍の人数だったためである。
森田哲矢・矢田亜希子と松田好花がスタジオトークを繰り広げた。
正門良規が「ムサシノ輪舞曲」の番組宣伝をした。
森田哲矢は宴会場にイスがないと答えて正解となり30点となった。現在の宴会場を見せてもらうと、畳の上にイスとテーブルがあった。ホテル暖香園では宴会はイスが主流となっており、高齢者や外国人観光客に好評だという。全国的にも夕食や朝食バイキングをテーブル席型に移行する宿泊施設は増加しており、法事・葬儀の場合も今ではイスに座って行われている。昔は正座が当たり前だったそろばん塾も今はテーブル式が増えているという。長時間の正座は敬遠されることが増えており、令和世代は正座の場面が減っているとのこと。昭和チームの勝利となり金一封となった。
「THE世代感」の次回予告をした。