- 出演者
- 藤井貴彦 小栗泉 篠原ともえ 佐藤梨那 小高茉緒 市村紗弥香 並木雲楓
ワシントンから中継。トランプ氏の勝利宣言から6時間しか経っていないが、すでに1月の就任式に向けてスタンドの建設が動き始めているという。トランプ氏は日本時間の午後4時半ごろに演説をして「第47代米国大統領になることが決まった、選ばれた」と演説をしていた。
オープニング映像。
大統領選は現在223-279であり、すでに勝利宣言を行ったトランプ氏は過半数を超える選挙人を確保している。激戦州をめぐってもペンシルベニア州など結果の既に出ている4州を全て確保している。
接戦と評された米大統領選だが、トランプ氏が圧倒する結果となった。トランプ氏は物価高と不法移民の急増による治安悪化への批判を行い、バイデン政権への批判がハリス氏へ向かうだけでなく黒人やヒスパニックからも支持を受ける形となった。差別的な発言で知られるトランプ氏だが、現状の生活への不満が勝った形であり、トランプ氏は嫌いだが生活を良くするために投票するとの話も黒人からは聞かれた。ハリス氏敗北の背景にはバイデン政権との違いを有権者に打ち出せなかったこと、新たな政策を打ち出しても実行しなかった理由を説明できなかったことが背景にあると見られる。
トランプ氏は選挙戦から訴えてきた不法移民の強制送還や化石燃料の増産を進め、輸入品への10~20%の関税引き上げやメキシコで生産される自動車への100%の関税なども行う。4つの事件で起訴中のトランプ氏はバイデン政権が司法を武器化したと批判する中、今後は自らを起訴した特別検察官をクビにする・議事堂襲撃事件で有罪判決を受けた人を恩赦するといった対応も考えられる。アメリカが戦争に関与する状況を避けるため、ウクライナ情勢を巡っては軍事支援を大幅に減らすことが懸念される一方で、ウクライナの反転攻勢を支援してプーチン大統領に停戦を求めるという説もある。中東情勢を巡ってはイスラエルの支援を行いガザ地区での戦闘終結を急ぐものと見られるが、先行きは不透明となっている。
フロリダから中継。激戦州での優勢が伝えられるにつれて支持者は増えていき、激戦州であり大票田のペンシルベニア州での勝利判明すると拍手が沸き起こる様子が見られた。スマートフォンで演説を撮影する人の姿も多く見られた。
トランプ新大統領をめぐり、日本政府内には今後の動きへの警戒感が見られ、在日米軍の負担増を求めることを懸念する声や、関税を交渉カードにするのではないかと行った声が聞かれる。石破首相とトランプ氏の相性は不明瞭だが、すでに祝意を述べるとともに早期の会談を模索している。安倍元首相は趣味のゴルフから関係を気づいていたが、石破首相は自分ならではの外交を模索したいとしている。
中国ではトランプ氏の勝利はある程度予想されていたという。トランプ氏が関税の大幅引き上げを主張していて、中国にはさらなる打撃となることが予想されることから、日本やヨーロッパ等との関係を改善する必要が出ると見られる。一方で台湾情勢を巡りトランプ氏は台湾は防衛費を払うべきと主張していることや、トランプ氏のもとで米の指導力が低下し中国の影響力が増すなど、中国にとって望ましい展開になるとの見方もある。
ウクライナ侵攻を巡って米国と対立するロシア。プーチン大統領はまだ公にコメントをしていないが好意的に捉えているのは間違いない。トランプ氏はこれまでプーチン大統領を指導者として称賛することも多くウクライナへの支援にも消極的だった。ロシア大統領府はトランプ氏の勝利宣言を受け「大統領は米国との対話に前向きだ」とコメントしている。トランプ氏は大統領退任後もプーチン大統領と電話会談を繰り返していたとも報じられていて、今後両者の対話が早期に実現するか注目される。プーチン大統領としてはトランプ氏のロシア寄りの姿勢を利用し、ウクライナを支援する西側諸国の連携にくさびを打つ狙いがある。一方でウクライナ側は早期の終戦を目指すトランプ氏から領土の一部をロシアに譲り渡すよう圧力をかけられる恐れがあり危機感を強めているとみられる。戦争を止めると宣言したトランプ氏が次にどんな行動に出るのか各国がその出方を伺っている。
日本のSNSではトランプ氏が勝利確実の情勢で「またトラ」というワードが飛び交い、日本経済に早くも影響が出ている。円相場は今朝1ドル=151円台だったがトランプ氏がリードしているという情報が入った午後には一時1ドル=154円台前半をつけるなどドル高円安が進んだ。この円安に後押しされる形で日経平均株価も急上昇して上げ幅は一時1100円を超えた。トランプ氏の掲げる減税政策が米国企業の利益を押し上げて米国の株や景気にプラスになると期待されて結果、それに呼応する形で日本の株高につながった。また米国経済に詳しいみずほリサーチ&テクノロジーズ調査部長・安井明彦氏は、選挙後に誰が勝ったかなかなか決まらない、暴動が起きるかもなど不透明なことが起きそうといわれていたのがすっきり決着して安心感が広がった、これもドル買いにつながったと分析している。更に日本のSNS上には「トランプさんありがとう」といった声も上がっていたが、これは暗号資産のビットコインがトランプ氏優勢を受けて過去最高値を更新したことへの反応。9%以上も価格が上昇し1ビットコイン=1100万円を突破した。これはトランプ氏が今年7月自身が大統領に返り咲けば米国をビットコイン超大国にすると発言したことが影響しているとみられている。トランプ氏の代名詞「アメリカファースト」の考え。米国政治に詳しい明治大学・小谷哲男教授はトランプ氏は米国の国外に出て行った産業を取り戻し、そして米国一人勝ちの状態を作るために各国からの輸入品に20%の関税をかけると公約で述べている。これは自動車など日本の輸出産業には大きな逆風だと指摘している。実際日本からの輸出が減るとどうなるかというと経済評論家の加谷珪一は、日本の工場の規模が縮小して近くのお店や飲み屋などを含め工場に付随する全てのものに影響が出てくると心配している。しかも米国議会が上院下院ともに共和党が多数を占める見通しで、最高裁の判事も保守派が多数を占めているためトランプはやりたい放題。1期目よりももっと派手にやってくるリスクがあると専門家は指摘している。
ワシントンから中継。トランプ支持者が各国のメディアのインタビューに答えているところだが、つい先ほどカマラ・ハリスの支持者と言い合いになっていた。
先週ドジャースでワールドシリーズ制覇を果たした大谷翔平。きょう左肩の手術を受け成功したと発表された。ワールドシリーズの第2戦盗塁の際に左肩を負傷。当初は亜脱臼といわれていたがきょう左肩の脱臼による関節唇の損傷だったことが球団から明かされた。球団によると例年2月に行われるスプリングトレーニングは間に合う見込み。ピッチャーとして復帰する来シーズン。3月18日には東京ドームで開幕戦が行われる。
セルティックvsライプツィヒ。旗手怜央がチャンピオンズリーグ初ゴールを決めた。チームも3対1で勝利。
WTTチャンピオンズフランクフルト2024 女子シングルス2回戦で平野美宇と張本美和が対戦。第1ゲームに平野がラリー戦を制すると、強烈なフォアを放ち、平野が第1ゲームを先取。しかし、張本も反撃。高速レシーブで得点を奪うとバックを決めるなどし、第2・3ゲームを連取しそのまま張本が3対1で勝利。
脊髄梗塞を発症し現在リハビリに励んでいる佐藤弘道さんが書いた「感謝と前進」という言葉の理由とは。先週金曜日、佐藤弘道さんは都内病院でリハビリを行っていた。今年6月、激痛に襲われ、足が麻痺した状態に。そして告げられたのは脊髄梗塞という病名だった。佐藤弘道さんの場合、脊髄の3分の1が梗塞を起こしてしまったという。調べて、治らない病気とかいてあったので落ち込んだと明かす佐藤弘道さん。一生歩けないかもしれないという思いの中、必死のリハビリで立つことができるようになったという。発症から約5か月の現在、歩けるまでに回復した。定期的に通院しながらジムでリハビリとトレーニングを行っているという。一見スムーズな歩行に見えるが、本人は病前を100%とすると現状は20~30%の状態だという。足の先の方の感覚がないので足の指の使い方がうまくできないという。いまだ、下半身の麻痺は残ったままのため、知らないうちにどこかにぶつけているのか血豆ができることもあるという。脊髄梗塞は神経細胞が一度壊死してしまうため、どこまで元の状態に戻るかは分からないという。先の見えないリハビリ生活だが、病気に負けられない理由があるという。
カラダWEEKの告知。宮野真守がケンコーのためにやっていることは「カラオケ」。
病気による下半身麻痺のリハビリに励む中、佐藤弘道さんには最近、筋肉痛になるという成果が現れるようになったという。それが感覚でわかるようになってきたのでそれが嬉しいという。週3日、30~40分くらい歩いているという。現在、国の適性検査を受けて、車の運転もできるようになったという。先が見えないリハビリ生活だが、病気に負けられない理由として支えてくれる人がいるから回復できている、ほとんどが僕を見て育っている人だという。「ひろみちお兄さん」として立ち止まっていられないという。また、病気発表後にブログなどに寄せられたコメントを読んで励まされたという。多くの人が自分を支えてくれる、だからこそ今の気持ちを表す言葉は「感謝と前進」だという。1人ではないとわかったので、あとは進むしかないなどと佐藤弘道さんは話した。
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佐藤弘道さんの映像を受けてのスタジオトーク。篠原ともえは自分のためだけでなく、応援してくれる人の存在があるからこそパワーがみなぎるという気持ちに共感と話した。ひろみちお兄さんにパワーをもらっていた子どもたちが今、ひろみちお兄さんにパワーを届けることができるのは感謝の連鎖などともコメントした。
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6日のニューヨーク株式市場が先ほど開いた。トランプ氏の勝利を受けてダウ平均株価は前の日より1200ドル以上と大幅に値を上げ史上最高値を更新して取引が始まった。現在は4万3474ドルで推移している。
フロリダから米国大統領選挙で勝利を確実にしたトランプ前大統領の今後の政権運営の注目点について。今回、大統領選挙と同時に連邦議会の選挙も行われておりトリプルレッドが実現するかがもう1つの焦点となる。トリプルというのはホワイトハウス、議会上院、下院の3つを指して、その3つが共和党のシンボルカラーであるレッド、赤色に染まるとこの3つ全てを共和党が押さえるのがトリプルレッド。連邦議会選挙で共和党が上院で4年ぶりに過半数を確保した。残るは下院でここは接戦となっている。もし下院を共和党が押さえてトリプルレッドを実現すれば国境封鎖といったトランプ氏がこれまで訴えてきた政策をより進めやすくなりトランプ氏による政権運営の基盤を更に強固にする環境が整うことになる。