4月に受診した10代患者の診断結果は、「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の疑いだった。患者は数日前に、机の角に膝をぶつけて出血。その1週間以上前から靴擦れを起こしており、その両方で感染したとみられている。いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長は「この患者は強力な抗生物質を連続的に頻回に投与して、何とか治った。」と話した。感染した場合、初期段階であれば薬によって回復に向かうこともあり、この患者も抗生物質を投与したことで回復できた。伊藤博道院長は「やっぱりスピード勝負なので、足を切るというレベルになる前に早く強力な抗生物質を投与することが大事。」と説明。症状が進行する速度については「この患者は土曜日の午後に発症して、日曜日の昼ぐらいに来ている。受診したのはギリギリ24時間経つか経たないかくらい。」と語った。なるべく早く医療機関を受診することが重要だという。
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