千葉県山武市、九十九里浜から車で5分の場所にあるお店通称”ババピザ”は、お昼どきはいつも満席。一番人気ははまぐりピザ。このお店をきりもりするのは87歳の橋本京子さん。75歳から88歳の6人が働いている。連携プレーが特徴で、粉から生地を作るのは土屋美恵子さん79歳。その生地を伸ばすのは高宮孝子さん76歳。トッピング担当は土屋やす江さん75歳と小林トキさん88歳。ピザを焼くのはリーダーの橋本京子さん。ピザを提供するのは接客担当の秋葉松江さん78歳。週末の3日間1日4時間の営業だが多い時は1日100枚も売れるという。お店を開くきっかけは京子さんが大病を患ったことだった。69歳の時にくも膜下出血で生死の境をさまよい2か月間入院したという。退院後、体力を取り戻したいと思った京子さんは友人を誘ってグラウンドゴルフを始めた。調理師免許を持っていた京子さんはみんなにピザを振る舞うことにし、寄付を募ってピザ釜を作った。自分たちが食べるためのピザだったが次第に評判になり6人で開店を決意した。課題となったのは開店資金だがみんなで出し合い手探りで開店した。最初の2年間は利益が出なかったが口コミで人気が広がり全国からお客さんが訪れるようになった。お客さんはババたちの元気ももらいにやってくる。