過酷な労働環境を改善するため来月から始まる医師の働き方改革で、残業時間が原則年間960時間に規制されるが、規制により入院患者を受け入れられなくなる恐れもある。石巻市立牡鹿病院は県内6病院から医師の派遣を受け24時間の診療体制を維持してきたが応援医師の派遣打ち切りが伝えられ、4月から入院患者の受け入れを休止する見込みとなった。彩の国東大宮メディカルセンター・市原広太郎医師は外来や救急の対応、内視鏡検査など休みなく働き続けている。宿直は原則労働時間とみなされず、来月から勤務医の残業時間規制前に“宿日直許可”を取る病院が増えている。