松江市宍道町白石の島根中央家畜市場で行われた。今年の初競りには丸山知事も訪れ、飼料価格の高騰など苦しい状況が続くが品質の良いしまね和牛の生産・消費拡大に取り組んでいきたいと挨拶した。参加者で3本じめを行った後に競りが始まり、県東部などから出された288頭の中から県内外から参加した肥育農家が体格や毛並みなどを吟味しながら目当ての子牛を競り落としていった。初競りの平均価格は午前11時の時点で1頭当たり50万7000円余だった。県内の和牛を巡っては、一昨年の和牛オリンピックでしまね和牛が肉質部門で1位を獲得したが、子牛の取引価格は牛肉需要の低迷や輸入穀物などの価格高騰といった理由で厳しい状況が続いている。