東京・千駄木の動坂食堂。ランチでは満席になるほどの人気店。看板メニューはアジフライ定食。米は宮城県産のひとめぼれ。しかし、30キロあたりの米の仕入れ価格は去年秋の倍以上に。定食には欠かせない米。店も頭を悩ませている。全国のスーパーで販売された最新の米の平均価格は5キロあたり4233円。前の週よりも上げ幅が拡大し17週連続で高値を更新。きょう発表された米についての緊急調査では食べる頻度が減ったと答えた人は約17%で、最も多かった理由は「価格が高い」から。備蓄米が放出されているにも関わらず値下がりしない背景にあるのは米の流通が円滑に進まない現状。先週農林水産省はJA全農に対し、流通が速やかに行われるよう要請した。石破総理は「スピード感持って取り組む」としている。