りんごの生産量が日本一の青森県では、去年の夏の猛暑によることしの生産への影響が懸念される中、りんごの花の咲き具合や霜などの被害の調査が始まった。この調査は県から委託を受けた、県りんご協会が毎年この時期に行っているもの。ことしは県内全域のおよそ70か所のりんご園が対象となっている。調査はきょう始まり、このうち弘前市悪戸のりんご園では協会の職員8人がふじと王林の2つの品種について花の咲き具合や、霜や病気による被害があるかどうかについて調べた。職員たちは木全体にどれくらい花がついているか観察したあと、後に果実になる中心花と呼ばれる花の状態を確かめていた。ことしは去年の猛暑の影響で開花量の低下が懸念されたが、きょう調査を行ったりんご園では平年並みの開花量で生育状況は良好だったほか、霜などの被害も確認されなかったという。青森県りんご協会の方は「今ある花芽を守り高品質なりんごを作ってほしい」などと話した。この調査はあさってまで続けられる。弘前の映像。