1ドル149円台の円安が続いている。埼玉県の農園ではぶどう1キロあたり200~500円値上げした。背景には円安による経費の値上がりがあるという。肥料は輸入に頼っていることから上昇傾向に。農業用ハウスの資材価格も上昇しており、10年ぶりの全面的な値上げとなった。高知県内では10月から銭湯の「大人」の入浴料金が9年ぶりに値上げされる。最大50円上がり450円となる。東京・秋葉原の電子機器販売店では中古のスマートフォンの売り上げが伸びている。アップルは今月にスマートフォンの最新機種を発売したが、前の機種より価格を高く設定した。円安の影響もあったのではないかという見方がある。昨年度の中古スマホの販売台数は23万台。4年連続で過去最高を更新した。円安の効果で割安に購入できる外国人観光客の姿もあった。専門家は1ドル150円は当然にある。政策金利をどうするのかが円安が盛り上がるほど注目され、政府の介入も警戒されていると語った。