シリアの暫定政府が国際社会の承認や内戦で荒廃した国の復興に向けて支援や投資を得ようと去年崩壊した独裁的なアサド政権の後ろ盾だったロシアやイラン以外の国々と新たな外交関係を構築しようとする中、暫定政府の外相がロシアを初めて訪問し、ラブロフ外相と会談した。31日、ラブロフ外相はモスクワでシリア暫定政権のシェイバニ外相と会談した。両外相は歴史的に友好国であったロシアとシリアの関係は今後も継続することを確認した。両国はこれまでの合意内容を整理し、各分野で協力することで一致した。同日、シリア暫定政権のアブカスラ国防相がモスクワを訪れ、ベロウソフ国防相と今後の軍事分野での協力の展望と中東情勢について協議を行った。