かつてカセットテープでトップシェアを誇ったTDK。いまこの会社が再び存在感を高めている。去年9月、アップルのティム・クックCEOにTDKの齋藤昇社長が自社をアピール。アップルの極秘研究施設が横浜市にあり、日本のメーカー4社が招かれた。それぞれの技術をクックCEO自らが称賛したという。フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズの柏尾南壮CEOによると、最新のiPhoneの部品はほとんどが日本製。「日本なしではスマホは作れない」という。中でも重要な部品「TMR(磁気抵抗)センサー」を作っているのがTDK。長野県にあるTDKの工場に初めてテレビカメラが入った。クリーンルームで唯一撮影が許されたのが、TMRセンサーを作るうえで重要なパターンを作る装置。いくつもの工程を経て完成するのが、米粒よりも小さいTMRセンサー。宮下勇人統括部長は「我々の最先端の技術・情熱の全てをつぎ込んだものがこの小ささの中にある」と話した。
TDKの齋藤昇社長は「社会がトランスフォームしていくわけだから、私達もトランスフォームし続けていく」と話した。TDKは時代の変化に合わせ、主力製品を柔軟に変えることで成長してきた。今はTMRセンサーといったスマホ向け部品が牽引。スマホ電池は世界シェア6割。根底には「磁性素材」を操る技術が受け継がれている。強みのある技術を時代に合わせ違う分野に生かす戦略。同様の戦略をとる企業は他にもある。旅客機の安全運航を支えるのが「ベアリング」。ミネベアミツミの貝沼由久会長は「ベアリングは回転をスムーズにして摩擦を小さくし、エネルギー効率を最大化するところが一番重要なポイント」と説明した。ベアリングは“回る”ものほぼ全てに使われている。創業当時からの技術を生かして成長してきたミネベアミツミ。会長は、ニッチ市場にこそ日本企業の勝ち筋があると話す。貝沼会長は「日本の技術がなければ世界が動かないという立ち位置になる投資や方針、これが必要だ」と語った。
TDKの齋藤昇社長は「社会がトランスフォームしていくわけだから、私達もトランスフォームし続けていく」と話した。TDKは時代の変化に合わせ、主力製品を柔軟に変えることで成長してきた。今はTMRセンサーといったスマホ向け部品が牽引。スマホ電池は世界シェア6割。根底には「磁性素材」を操る技術が受け継がれている。強みのある技術を時代に合わせ違う分野に生かす戦略。同様の戦略をとる企業は他にもある。旅客機の安全運航を支えるのが「ベアリング」。ミネベアミツミの貝沼由久会長は「ベアリングは回転をスムーズにして摩擦を小さくし、エネルギー効率を最大化するところが一番重要なポイント」と説明した。ベアリングは“回る”ものほぼ全てに使われている。創業当時からの技術を生かして成長してきたミネベアミツミ。会長は、ニッチ市場にこそ日本企業の勝ち筋があると話す。貝沼会長は「日本の技術がなければ世界が動かないという立ち位置になる投資や方針、これが必要だ」と語った。
