米国の大統領選挙で“もしトラ”、トランプ前大統領が返り咲くとどうなるという声が強まっているが、ロシアのプーチン大統領は何を考えているのか。石川一洋専門解説委員が「公式には予測不能なトランプ氏を念頭に、予測可能なバイデン大統領の方が好ましいとも述べている。ただトランプ優勢との分析が多くなる中、トランプ前大統領の復帰もありかと、その発言に注目しているのは確か。プーチン大統領はロシアに有利な形でウクライナとの和平を結べないか画策している。トランプ前大統領が副大統領候補として、ウクライナへの軍事支援に反対しているJDバンス上院議員を指名したこともロシアは歓迎している。今月、トランプ氏と共通の友人でもあるハンガリーのオルバン首相をモスクワに招き会談した。プーチン大統領は“もしトラ”の流れが強まる米国大統領選挙を利用して、外交攻勢を強めてくるものとみられる」とスタジオで述べた。