気候変動対策を話し合う国連の会議「COP29」が開幕し12日から首脳級会合が始まる。これまで、大口の資金拠出を行ってきた米国で、温暖化対策に後ろ向きなトランプ氏が大統領選挙に勝利したことで、会議の焦点となっている温暖化対策を支援するための資金の拠出について合意できるか懸念の声が上がっている。2009年、先進国は毎年1000億ドルの拠出で合意。中国や湾岸諸国も拠出するよう求めている。とりわけ多くの温室効果ガスを排出しているため。極端な天候がもたらす被害がどれだけ甚大か。ドイツでも繰り返し見られるようになってきている。グローバルサウスはCOP29で、豊かな先進国からより多くの資金を求めている。1兆ドル以上が必要で、先進国は豊かになった中国や湾岸諸国も拠出するよう求めている。新たな資金源も議論されている。