カナダを訪問している加藤財務大臣はアメリカのベッセント財務長官と2回目の会談を行い、日米間の為替水準については議論にならなかったことを明らかにした。加藤財務大臣は「これまでの為替に関する考え方、先ほど申し上げましたけど、それを前回も今回も改めて確認し、その確認の上で、為替の考え方についてさらに議論をお互い深め合った。それ以上のものでもないということ」だという。トランプ大統領が円安・ドル高に不満を示し今回も4月と同様に、両国間の為替水準は議論にならなかったという。またアメリカの財務省によると、両大臣は「為替レートは市場で決定されるべき」であり「現在の為替レートは経済状況を反映している」という認識を改めて確認した。加藤財務相は、一連のトランプ関税について、改めて見直しを強く求めたとしている。