カナダ海軍はフリゲート艦「バンクーバー」を沖縄県の米軍基地ホワイトビーチに寄港させている。北朝鮮は洋上で石油精製品を密輸する瀬取りを行い、これは国連安保理決議に違反するものとなっていることから、カナダ軍も2018年から警戒を行っている。カナダ軍が沖縄の基地を利用できる背景には1954年に地位協定が結ばれたことがあり、国連軍は日本国内の米軍施設など7箇所を使用できることが背景にある。先月台湾周辺では大規模な軍事演習が行われていたが、これを受けてカナダ軍とアメリカ軍は台湾海峡の通貨を行い、中国を牽制している。カナダ軍の艦艇は台湾海峡通過後に沖縄を訪れている。もう1つの任務もあるのだといい、それは台湾海峡で中国軍に警告された場合は国際法に則っていると反論することだという。カナダ海軍のアンガス・トップシー中将は全員が恩恵を受けられるようなルールに基づく国際秩序に貢献することが使命の一つと話している。一方で専門家の川名晋史氏は国連軍地位協定が適用されることは合法的に日本の領海に入ることが出来てしまうことであり、具体的な内容を知ることも出来ないことから主権のゆらぎであると指摘している。