来週11日の朝、アカデミー賞の授賞式が行われる。日本の映画は3つノミネートされている。話題となっているのは、最多13部門で候補になっているクリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」。主人公ロバート・オッペンハイマーは、原子爆弾開発の「マンハッタン計画」に参加するよう打診される。人類初の核実験に成功するが、広島・長崎への原爆投下とその惨状をしり、開発させたことに苦悩していく。映画ではオッペンハイマーの視点や、彼の心の内面はカラーで表現され、それ以外はモノクロ。クリストファー・ノーラン監督は「見せたかったのは、世界に核兵器が解き放たれ多くの“負”をもたらすと彼が見抜いていたことだ」と話す。映画は今月29日から日本で公開。