マウス用のVRゴーグルに関してのトーク。このVRゴーグルは医療での活躍が期待されているという。コーネル大学では、アルツハイマー病の治療の研究に取り組んでいる。その中で、脳の毛細血管の血流を増加させることでマウスの記憶機能が改善することがわかったが、これがどのように作用して機能が改善しているのかは分からなかったという。この作用の確認のためには動き回るマウスの脳がどのような反応を示すのか調べる必要があり、マウスが動き回ると脳を測定する機器が使用できないなどの問題があった。今回開発されたVRゴーグルによってこのような問題が解決されたという。研究チームによると、初めてマウスが黒い点が近づいてくる映像を見た時は飛び上がって逃げようとするなど、現実のものを見たときのような反応を見せたという。今後マウスが装着したまま移動できるように小型化することや、嗅覚や味覚と連動するように追加するなど、さらなる改良を目指していくとのこと。吉永さん「人間はVRでゲームなどをやって楽しいかもしれないけど、マウスは気の毒だなとおもった」などと話した。佐々木さんは「今回の実験は成功してほしい」などとコメントした。