NY証券取引所から明治安田アメリカ・長谷川悠貴が解説する。アナリスト予想を見ると、S&P500構成企業4-6月期決算予想(前年比)は増益率+5.7%、増収率+3.8%。が見込まれている。セクター別では増益が6セクター、減益が5セクターと見込まれている。メタ、アルファベット、ネットフリックスなどを含む通信セクターや、エヌビディアをはじめとする情報技術セクターは2桁以上の増益率予想。一方で関税による景気後退懸念で原油価格が大きく下落したエネルギーや輸入商品のコスト増加懸念などを背景に一般消費財および、生活必需品セクターは軟調な予想。今後の相場を左右する材料は、大型テック銘柄。マグニフィセント7の3月末以降のリターンが+23.7%。マグニフィセント7の今期のEPS成長率予想を紹介。40%超の成長率が予想されているエヌビディアのほか、アルファベット、マイクロソフト、メタについても10%以上の成長が予想されている。アップルとアマゾンは関税絡みのコスト増加、消費鈍化懸念でやや控えめ、テスラは販売台数の下振れなどを背景にマイナス成長予想となっている。