バスケ全日本選手権・男子決勝が今日行われる。決勝は2年連続同一カードとなる前回王者「千葉ジェッツ」対「琉球ゴールデンキングス」。見どころを節政貴弘さんに取材した。節政さんは全日本選手権ではチームを2回の優勝に導き、日本代表の司令塔として活躍した。引退後はNHKの中継解説を務めてきた。節政さんは「千葉は富樫選手がメインで点数をとるだろうし、ア ストではいろんなプレーに絡んでくる」などとコメントした。千葉ジェッツは富樫選手を中心とした速い攻撃が持ち味。富樫選手が得意とするのは3Pシュートで、リーグ戦では史上最多の通算999本成功させている。節政さんは「富樫選手とムーニー選手のコンビプレーに注目している。ムーニー選手がノーマークで富樫選手を打たせるようにする一方、富樫選手にみんながついていくと、ムーニー選手がノーマークになる。この2人が絡むことによって千葉のリズムになる」などとした。一方琉球については「高さを生かしたバスケット。インサイドで主導権を取るのが重要。また外の選手も積極的にシュートが打てるし、カットインも中にはいっていける」などとした。2m11cmや、2m6cmの高さで試合を有利に進めていくと考えている。節政さんは高さの琉球が少し有利だとするが、3Pの本数と確率次第では千葉が逆転する場合もあるという。昨季の決勝は千葉が勝ったが、Bリーグでの昨季の決勝は琉球が勝っているという。