米ロ首脳会談について。キヤノングローバル戦略研究所上席研究員・峯村は「ディールするまでがすごい。ディールが終わっちゃうと急に関心がなくなっちゃう。トランプさん、うまく人のせいにするのはよくやる手」などとコメントした。アメリカ・トランプ大統領は「最終的に合意できるかはゼレンスキー大統領次第」と話している。きょう、アメリカとウクライナがワシントンで直接会談を行う。トランプ大統領はゼレンスキー大統領に早くて22日に3者会談を開催したい意向を伝えている(ニュースサイト「アクシオス」)。峯村は「プーチンはトランプの強みも弱みも見透かしている」などと指摘した。戦争の落とし所について、峯村はプーチン氏の頭の中で言うと落とすつもりはないとし、こぶしを下ろせない状況と考察している。そうした場合、欧州はウクライナへの支援疲れになるおそれがある。トランプ大統領が同盟国に関税をかけて自由主義陣営を叩き、和が緩んでロシア・中国に対しても力が弱まってしまう。さらに、アメリカがウクライナの領土を勝手に上げる前例を作ってしまったら、日本も尖閣諸島を譲るようアメリカに言われるリスクがある。
