岩屋外務大臣は先程、訪問先のペルーで米国のブリンケン国務長官と会談した。今後も日米同盟を一層強化していく重要性を確認したものと見られる。会談の詳しい内容はまだ明らかになっていないが、中国や北朝鮮などの地域情勢をめぐり意見交換し、今後日米同盟を一層強化していく重要性を確認したものと見られる。バイデン政権の発足以来、外交の司令塔となる国務長官はブリンケン氏が務めてきたが、来年1月に就任するトランプ次期大統領は、中国やイランに対する強硬派として知られるマルコルビオ上院議員を国務長官に起用することを表明している。岩屋大臣にとってはアメリカ大統領選挙でのトランプ氏の勝利など世界情勢の動きが激しさを増す中での外交デビューとなった。国際会議で日本の立場や取り組みを発信するだけでなく、各国の外相とも信頼関係を築こうと個別に会談を重ねた。アメリカとの会談では次のトランプ政権も睨みながら、日米同盟の維持・強化していく姿勢に揺るぎがないことを強調した。