今国会からは予算委員会の質疑についてこれまでの全閣僚出席型から首相と財務相以外は要求があった場合のみ出席する形に変更される。立憲民主党の奥野総一郎議員は「今回の変更や休憩時間の追加などは賛成で、大臣・総理のために役人が資料作成に長い時間を費やす体質も変えて、政治家が自分の言葉で説明する場合と実務的なものは役人自らが答弁するよう線引をしっかりしたほうが良いと思う」など話し、参政党の神谷宗幣議員は「予算や政策を審議するのが本来の予算委員会の趣旨で、言葉尻を捉えた批判ばかりしていても国民の支持は得られないと思う」など話した。れいわ新選組の櫛渕万里議員は「議会制民主主義の観点からも全閣僚は出席するべきで、そもそも日本は予算の審議時間が予算規模に比べて短すぎるし予算修正も少なすぎる」など話し、共産党の田村貴昭議員は「自民・維新ともに与党で政治とカネの問題が多くあり、こうした問題を是正することが国会の役目であると考える」など話した。国民民主党の長友慎治議員は「予算委員会の日程や集中審議の有無などを余裕を持って通知する運営を心がけていくのが重要になり、首相とのやり取りは予算委員会では無く党首討論で行うべきものだと考えていて、こうした党首討論をゴールデンタイムなど多くの国民が見られる時間帯に移すことも考えるべき」など話し、日本維新の会の奥下剛光議員は「予算委員会では総理への質問が集中する傾向があり、もっと党首討論の時間を増やしたりして国会内での役割の線引をしっかりするべき」など話した。公明党の中野洋昌議員は「国会の働き方改革は議員も役人も進めていくべきで、政治主導で質問通告の期限をしっかり守ったりDXによる効率化などを進めていくべき」など話し、日本保守党の島田洋一議員は「現在予算委員会では文民統制を理由に幹部自衛官が政府参考人として答弁することが禁止されているが、既存の兵器システムの説明などは現役の幹部自衛官が一番よくわかっていることなので柔軟に対応していくべき」など話した。自民党の齋藤健議員は「質問がない時に出席する必要がないという運用は有用で、各大臣が国会開催中でも国際会議に参加しやすくなることは日本の国益に繋がると思う」など話した。
