非暴力や不服従による抵抗運動を指揮し、1947年にイギリスからの独立を実現した「インド独立の父」マハトマ・ガンジーの胸像が、G7サミットが行われた去年5月に広島市に寄贈された。去年10月、長崎市にもガンジー像が寄贈されることになったが、台座を含めて高さ2mを超える像の設置場所が問題となっていた。2月、長崎市は観光名所の眼鏡橋付近に設置を決定したが、市民から反対の声があがった。長崎市はインド政府と設置場所などを再検討するという。ガンジー像は2015年にイギリスに、2016年に南アフリカに、2022年に国連本部にも寄贈されている。岐阜女子大学・堀本客員教授によると、ガンジーのイメージを利用して国際社会のインドへの印象を操作する狙いと、国内の選挙のためにインド人民党が優れた対外的活動をしていることを示す狙いなどがあるという。
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