インドの議会下院の選挙は今日から全国の選挙区を7つに分けて6月1日まで順次投票が行われ、有権者は約9億7000万人に上る。選挙では3期目を目指すモディ首相率いる与党・インド人民党と、最大野党・国民会議派を中心とする野党連合が議席を争う構図となっている。与党側がGDPが世界5位に上昇するなどモディ政権のもとで実現した高い経済成長をアピールする一方、野党側は格差や失業が深刻化していると批判を強めている。各世論調査では優勢となっているが第1回の投票が行われる選挙区の1つ、南部タミルナド州では野党連合の地域政党が強い支持基盤を持っている。このためモディ首相が現地に入るなど激しい選挙戦が繰り広げられている。選挙戦はこのあと各地で本格化し、開票は6月4日に一斉に行われる。
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