5年に一度実施されるインドの総選挙で4日、一斉に開票され、モディ首相率いる「インド人民党」を中心とした与党連合が過半数を獲得。前回の選挙で単独過半数を確保していた「インド人民党」だけで見ると、今回は2014年の政権発足以来、初めて単独過半数を割り込む厳しい結果となった。インド下院は定数545のうち、543が小選挙区の直接選挙で選ばれる。前回の選挙でバラバラに候補者を立てていた複数の野党が、今回は候補者を1本化するなど共闘したことで議席を伸ばしたという。近年、インドは高い経済成長を実現している一方で、格差が拡大。現政権への不満票を野党連合が取り込んだ形となった。
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