ことし1月、インドの街から車で3時間。まもなく日本に引っ越すスカ・ラム・メグワルさんを訪ねた。自宅は、石造り。スカ・ラムさんは、故郷を出て、ムンバイで7年、サウジアラビアで10年、カタールで3年出稼ぎをしていたという。3人の子どもと妻は、妻の実家で暮らしているという。スカ・ラムさんの仕事は、厩務員。これまで20年、厩務員として働いてきた。競馬に出場する馬の健康管理や訓練を行う。インドでは、約260年前から競馬が始まり、いまでも盛ん。国内には9か所の競馬場があり、馬の仕事に就く人も多い。インドから日本に渡り、厩務員になる人が最近増えている。この日、きょうだいや親戚が食事会を開いてくれた。作っていたのは、サブジというインドの家庭料理。スカ・ラムさんの大好物だという。引っ越し2日前。スカ・ラムさんは、詳しい行き先は知らなかった。この日、スカ・ラムさんは散髪をして、ひげもそった。引っ越し前夜、離れて暮らす子どもたちと電話で話した。スカ・ラムさんは、自分は学校を辞めてしまったけれど、今の自分なら子どもたちをしっかりサポートできるはずなどと話した。
引っ越し当日。スカ・ラムさんは夜明けとともに出発。次に家族と会えるのは早くても1年後。首都デリーの空港までは、バスで15時間。行き先は、北海道だとわかった。3週間後、北海道新冠町で、スカ・ラムさんを訪ねた。サラブレッドの競走馬を育成している施設で、厩舎の清掃や餌やり、歩行訓練などを行っていた。早朝5時半から午後4時まで勤務する。牧場スタッフは、インド人11人、フィリピン人2人、日本人4人。厩務員は、日本人のなり手が少なく、全国的に人手不足。スカ・ラムさんは、牧場前にある会社の寮で暮らしている。インド人の同僚と共同生活。部屋は、6畳の個室。食事は仲間と一緒に自炊している。買い物は、週に1~2回、会社が車を出して連れて行ってくれるという。この日は、インドの家庭料理を作っていた。スカ・ラムさんは、家族と毎日ビデオ電話しているという。
引っ越し当日。スカ・ラムさんは夜明けとともに出発。次に家族と会えるのは早くても1年後。首都デリーの空港までは、バスで15時間。行き先は、北海道だとわかった。3週間後、北海道新冠町で、スカ・ラムさんを訪ねた。サラブレッドの競走馬を育成している施設で、厩舎の清掃や餌やり、歩行訓練などを行っていた。早朝5時半から午後4時まで勤務する。牧場スタッフは、インド人11人、フィリピン人2人、日本人4人。厩務員は、日本人のなり手が少なく、全国的に人手不足。スカ・ラムさんは、牧場前にある会社の寮で暮らしている。インド人の同僚と共同生活。部屋は、6畳の個室。食事は仲間と一緒に自炊している。買い物は、週に1~2回、会社が車を出して連れて行ってくれるという。この日は、インドの家庭料理を作っていた。スカ・ラムさんは、家族と毎日ビデオ電話しているという。