全国的なコメ不足の影響で米の直売所で販売できないところも出てきている。福井市の直売所では先月以降、都市部からの注文が大幅に増加しコメ不足を懸念した買い占めも起きた。店では袋売りをやめ量り売りにして対応したが、今月10日ごろに去年産の白米の在庫はすべてなくなった。主食用の米の需要は毎年下がっていたが今年6月までの1年間は10年ぶりに増加した。農林水産省は、インバウンドが好調なこと、パンや麺より値上がりが緩やかだったためとしてる。在庫量は6月末時点で平成11年以降最少となっている。農林水産省は「全国的には必要な量は確保できている。今年のコメの生育状況は順調で、新米が流通すれば一部の品薄状態も解消に向かうだろう」としている。