韓国の政界が揺れることで今後の日米韓3か国の連携にも大きな影響が出る。トランプ次期大統領は現職大統領初の米朝首脳会談(2018年)、北朝鮮の軍事境界線を越えた(2019年)。韓国には、米韓合同軍事演習は中止し(将来的な)在韓米軍撤退を示唆。米軍の駐留経費大幅増を要求した。バイデン政権では日米韓の連携を強化した。去年4月には尹大統領が訪米、韓国大統領は12年ぶりに国賓招待。石破総理と尹大統領は10月にラオス(ASEAN首脳会議)、11月にペルー(APEC首脳会議)で首脳会談を行った。先月15日には日米韓首脳会談を行い、調整事務局設置で合意しソウルで初会合を開いた。連合ニュースによると、核協議グループ会合は延期。中谷元防衛大臣の訪韓予定は延期、石破茂総理大臣の訪韓は厳しい状況となった。自衛隊元統合幕僚長・河野克俊は「対北朝鮮では日本の負担が増えるのは間違いない」と指摘。