米国の大統領選挙を巡り、トランプ前大統領は12日、実業家のイーロンマスク氏とSNS上で対談した。対談はXで音声のみで公開され、予定時刻から約40分遅れで開始。両氏はハリス副大統領を「極左」などと批判したほか、マスク氏は「あなたが勝利することが国のために不可欠だ」と持ち上げた。またトランプ氏はマスク氏のテスラ社が手掛けるEVについて「素晴らしい製品を作っている」と称えた一方で「誰もがEVを持つべきではない」と主張した。さらにトランプ氏が福島第一原発事故などを例に「原子力が最大の脅威」と指摘したのに対し、マスク氏は「原子力は実は最も安全な発電方法の一つ」と反論し、福島の野菜を食べた経験などを語る場面もあった。