東海東京証券アメリカ・武井章浩さんが解説。武井さんは「FRBによる年内の利下げ期待が相場を下支えする一方、ダウが4日続伸、ナスダックが5日続伸していた反動の持ち高調整の売りが交錯する相場展開。全体では数日様子見の雰囲気が強い一日で、ダウは小幅な上昇、ナスダックは4日ぶりに反落。ウォルト・ディズニーの下落が目立った。発表された決算は悪くない結果で、動画配信事業は初の黒字化を達成したが、ディズニープラスの会員数がアナリストの予想を下回ったことに加え、上方修正した通期の利益見通しも市場予想に届かなかった。4−6月期は中核事業としてとらえるディズニープラスで会員数増加が見込めないこと、インド・クリケット放映権で追加費用が発生したことでストリーミング事業の収益性を圧迫するとしている。前途多難な先行きを示唆として、市場では失望感が広まっている。製紙大手・インターナショナル・ペーパーは、ブラジルの製紙大手・スザーノから買収提案を受けていると報じられ上昇した」などと述べた。