ニューヨークの株式市場で不安定な値動きが続いている。トランプ大統領の関税措置に対する懸念が表れている形で欧米の主要メディアからも厳しい見方が出ている。アメリカの有力紙ウォールストリートジャーナルの見出しは「ウォールストリートはトランプがソフトランディングどころか大きな破壊をもたらすことを恐れている」。記事ではアメリカの政策決定者たちは景気が悪化せずにインフレが収束するソフトランディングを目指してきたが、トランプ政権では違うコースを突き進んでいると警戒感を示している。イギリスの経済紙フィナンシャルタイムズの見出し「投資家は、トランプのプットに希望を失っている」。記事では、投資家の間では株が一定値下がりすればトランプ氏が関税措置や財政支出の削減を見直すのではないかという期待があったものの、トランプ氏は1期目に比べて株の値下がりに対する許容レベルが高いのではないか、株がさらに値下がりしても政策を変えることはないのではないかという見方が出ていると指摘。
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