ウクライナの隣国、ルーマニアで24日大統領選挙が行われ、世論調査では支持率が数パーセントだった無所属の候補が得票率およそ23%で首位に立ち、決選投票に進むことになった。この候補はウクライナへの侵攻を続けるロシア寄りの主張で知られプーチン大統領のように、男らしさをアピールする動画をSNSに投稿して人気を集めた。カリン・ジョルジェスク候補はウクライナへの支援に反対しておりNATO(北大西洋条約機構)に批判的で選挙キャンペーンはほぼ動画共有アプリで行った。世論調査も一般的なマスコミも政界の新参者であるジョルジェスク候補がここまで支持されるとは予期していなかった。2位についたのは元ジャーナリストで小さな町の町長をしている女性候補。陰謀論を唱え、NATOを嫌うジョルジェスク候補は隣国、ウクライナの支援継続を断固拒否している。ワクチン反対派で自然を愛するジョルジェスク候補は大統領に選出されればすべての課題を検討し直すとしている。決選投票は2週間後。