ウクライナ侵攻の停戦協議などに向け、アメリカとロシアの高官協議が、来週にもサウジアラビアで開かれるとアメリカメディアが報じた。アメリカ・ルビオ国務長官とロシア・ラブロフ外相は15日電話で会談し、ウクライナ侵攻の停戦協議などに向け定期的に接触を続けることで合意。ブルームバーグ通信は、アメリカとロシアの高官協議が来週にもサウジアラビアで開かれ、トランプ大統領とプーチン大統領による首脳会談も、早ければ今月末にも行う道筋を探っているとしている。一方、ウクライナ・ポドリャク大統領府長官顧問は15日、現時点で高官協議に参加する予定はないとの考えを示したと地元メディアが報じた。ゼレンスキー大統領も「招待状も見ていない」と述べるなど不快感を示していて、ウクライナやヨーロッパの頭越しに米露が和平交渉を進めることに対する警戒も強まっている。