中国の天津で開かれている上海協力機構の首脳会議は多国間主義を謳った天津宣言に署名した。習主席は「上海協力機構は経済規模で世界最大の地域組織になった」として、国際社会で影響力が増していると強調した。さらに、保護主義的な政策を進めるアメリカのトランプ政権を念頭に「いじめ的行為に反対し多国間貿易体制を支する」と主張した。今回の首脳会議ではロシアのプーチン大統領やインドのモディ首相など20か国以上の首脳が出席している。習主席はきのうモディ首相と会談し「両国はライバルではなくパートナーである」と確認するなど、関税戦争でアメリカと対抗する国々が結束を確認する場にもなった。