宮内庁によると、国交樹立50年の節目を迎えた3年前に、モンゴルの大統領が来日して両陛下と会見した際などにたびたび招待があり、両国が長きにわたって幅広い友好関係を進展させてきていることから、訪問に向けて調整を進めていくことになったという。関係者によると、訪問期間中に両陛下がモンゴル相撲や競馬などの腕前を競うスポーツの祭典「ナーダム」の式典に出席されることが検討されている。天皇陛下は皇太子時代の平成19年にモンゴルを公式訪問した際、敗戦後、旧ソビエトによって抑留され過酷な労働などのため命を落とした日本人の慰霊碑を訪ねて犠牲者の霊を慰めていて、今回の訪問でも戦後80年の節目にあたってこの慰霊碑を訪問されることが検討されているという。