今週の大谷を象徴したのが盗塁。成功率は驚異の100%。22日には3塁への盗塁で送球ミスを誘うと、さらにこの日2つ目の盗塁を成功させ、メジャー通算99盗塁。ここまで一度も失敗していない大谷。指揮官もべた褒めの大谷だが、実はスプリントスピードではメジャー選手の中で94位。特別足が速いわけではない。ここまで31盗塁と圧倒的な成績を残しているレッズ・デラクルーズは「100mで大谷と競ったら、勝つのは僕」とコメント。ではなぜ大谷は盗塁を失敗しないのか。西岡剛は「状況や試合の流れを考えながら走塁しているから」と話す。実際に大谷の13盗塁を振り返ると、2アウトからの盗塁が10回。相手投手がよりバッターに集中しなければならない場面で盗塁を仕掛けている。二刀流で投手心理を理解している大谷だからこその強みがそこにはあった。進化を続ける大谷翔平。きょうはどんなSHOW TIMEを見せてくれるのか。