四万十川の流域には深い森が広がっている。河口から100kmほど遡った中流域では、川の両岸に水際まで緑がせり出している。6月下旬、鳥たちは子育ての真っ最中だった。オオルリは飛んでいる虫などを捕まえて雛に与える。アカショウビンはオスからメスへ食べ物を渡す求愛行動が見られた。急斜面が続く森の奥深くでは幻の鳥ともいわれるヤイロチョウが鳴いていた。谷筋ではヤイロチョウの巣があり、子育てをしているようだった。
7月中旬、森の奥に巣立ちを迎えたヤイロチョウの幼鳥が自分で食べ物を探し食べていた。夏が終わる頃に東南アジアの森へ旅立つという。
7月中旬、森の奥に巣立ちを迎えたヤイロチョウの幼鳥が自分で食べ物を探し食べていた。夏が終わる頃に東南アジアの森へ旅立つという。