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「オスロ(ノルウェー)」 のテレビ露出情報

オスロからの中継。授賞式が行われたノルウェーの首都オスロには大庭記者がいる。ことしの平和賞は大切だと思ってここに来たという海外の人の声もあったが、日本被団協の受賞や田中さんのメッセージ、現地ではどう受け止められたのだろうか。授賞式会場の近くで行われたパブリックビューイングを取材しただが、訪れた人たちは田中さんの演説に感情を揺さぶられた様子だった。特に焼け野原となった長崎の街、そして田中さんが5人の親族を亡くした状況など核兵器のすさまじさを話したとき、会場は静まり返っていた。そしてノーベル賞のメダルを贈られると全員が立ち上がって拍手を送り、中には感極まって涙を浮かべる人もいた。そこには長年、健康被害に苦しみながらも核廃絶を求めてきた被爆者たちの闘いがようやく報われたという感慨と同時に自分のこととして受け止めている人が多いようにも感じた。国境を接するロシアが核兵器による威嚇を続ける中でノルウェーの人たちにとって田中さんが描写した原爆の被害というのは決して遠くの国で昔起きた出来事ではないというのが実情。そうした中での今回のノーベル平和賞。どんな意義があるか。核兵器を背景にけん制し合う、いわゆる恐怖の均衡と呼ばれる現状はそう簡単には変わらないと見られる。ノーベル平和賞が核軍縮、核廃絶の取り組みに授けられるのは今回が13回目なのだ。近年では2009年のオバマ大統領、それに2017年のICANなどが受賞したが、核を巡る世界の状況はむしろ悪化してきた。ただ、日本被団協とこれまでの受賞者の最大の違いは核兵器による攻撃の被害を直接受け、苦しみ続けてきた人たちだという点。授賞式直前のインタビューで田中さんは「平和賞は到達点ではなく、本当に核兵器をなくす世界的な運動の出発点だ」と強調した。そのことばどおり田中さんたち日本被団協の訴えが若い世代にも大きなうねりとなって広がり、各国政府、そして核保有国の指導者を動かせるかどうかが焦点となる。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年12月12日放送 8:00 - 9:55 TBS
ラヴィット!(最新のニュース)
ノーベル平和賞の授賞式から一夜明けたノルウェー・オスロで、核の脅威について話し合うフォーラムが開かれ、広島で被爆した小倉桂子さんが体験を証言した。

2024年12月12日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
日本被団協代表委員の3人はノルウェーのストーレ首相と面会した。面会後の記者会見では田中熙巳代表委員とストーレ首相が共に核兵器廃絶への思いを述べた。今回の授賞式では原爆の犠牲者に対する日本政府による補償についても演説で言及した。日本政府は原爆で被爆した人については医療費公費を負担しているが亡くなった人には補償を行っていない。これに対し日本被団協は、被害の補償が[…続きを読む]

2024年12月12日放送 3:45 - 4:30 TBS
TBS NEWS(ニュース)
ノーベル平和賞の授賞式に日本被団協が臨んだ。演説に立ったのは長崎で被爆した田中熙巳さん。今も世界が核の脅威にさらされる現状を非難。もともと原稿にはない言葉で日本政府に対しても強く批判した。日本は世界で唯一の被爆国でありながらアメリカの「核の傘」に依存し、核兵器禁止条約には不参加。被爆者も高齢化がすすみ、平均年齢は85歳に。記憶をどう引き継ぐかが課題になってい[…続きを読む]

2024年12月11日放送 19:00 - 19:30 NHK総合
NHKニュース7(ニュース)
日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の代表委員3人がノーベル平和賞のメダルを受け取った。過去には、ICANやオバマ元大統領、佐藤栄作元総理大臣など、核軍縮や核廃絶の取り組みの受賞は今回で13回目。しかし、世界はいまだ核兵器の脅威にさらされている。日本被団協・代表委員・田中熙巳さんは「核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう」とコメント。[…続きを読む]

2024年12月11日放送 15:50 - 19:00 日本テレビ
news every.(ニュース)
ノーベル平和賞を受賞した日本被団協。被爆者の1人、田中熙巳代表委員が演説に臨み「核兵器は極めて非人道的な殺戮兵器。人類とは共存させてはならない。しかし今日、依然として1万2000発の核弾頭が地球上に存在し、4000発近くの核弾頭が即座に発射可能な状態で配備されている」「核のタブーが壊されようとしていることに限りない口惜しさと憤りを覚える」などと述べた。原爆で[…続きを読む]

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