ウガンダのブドンゴ森林に生息する野生のチンパンジーが仲間の傷を治療する様子が始めて確認された。ケガの傷口に抗菌作用のある植物を噛み砕いてから塗り込んでいて、これまで自らの傷について行うことは確認されていたものの仲間に対して治療を行ったのは今回が初となる。また仲間ではないチンパンジーにも治療を行っているのが確認され、オックスフォード大学の研究チームは「他のチンパンジーの痛みを認識した上でその痛みの軽減のために行動することを示唆している可能性がある」、「今回の発見は人類の医療の発展や普及の経緯の解明につながる可能性がある」などの見解を示した。
URL: http://www.ox.ac.uk/