去年、緑茶飲料の市場規模は4700億円超と過去最高を更新(伊藤園)。中でも“濃い系”の緑茶飲料が大人気。伊藤園によると現在、ペットボトルの緑茶市場の約3割が濃い系の緑茶。専門家は濃い系が選ばれる環境の一つに物価高を挙げている。流通ジャーナリスト・渡辺広明は「日常のプチ贅沢は人気になっている」などと述べた。カフェインを多く含む商品もあり、エナジードリンクのように飲む人もいる。伊藤園は去年、従来の濃い系よりもさらに濃さを追求した商品を発売。コカ・コーラも渋み、苦みを見直した濃い緑茶を先月発売するなど、各社がより濃いお茶のラインナップを揃えている。