日本製鉄によるUSスチールの買収についてはハリス氏、トランプ氏ともに否定的な発言をしている。双方ペンシルベニア州とミシガン州という激戦区でUSスチールの拠点がある地域、選挙を意識したアピール合戦の側面もあるという。解説キャスター・山川龍雄氏は「アメリカ大手の鉄鋼メーカーが最初に提案したが独占禁止法にひっかかると分かり日本製鉄が手を上げた経緯がある。他に選択肢がないということは労働組合もわかっている。選挙が終わったら空気が変わるんじゃないか」などと話した。日本製鉄がUSスチールを買収したい背景には中国のデフレの輸出が関わっていて世界全体の鉄鋼市況は現在中国の過剰生産で荒れているがアメリカだけは米中対立で関税を引き上げブロックできる。中長期的に日本製鉄はアメリカ市場が堅実だと見ている」などと解説した。