北朝鮮メディアは昨日、新型ミサイルの発射実験の映像を公開した。6日に発射した極超音速の中距離弾道ミサイルだとし、1500km先の目標水域に着弾したと成功をアピールした。発射を見守る金正恩総書記の傍らには娘のジュエ氏の姿があった。親子の姿は新年祝賀公演でも見られた。祝賀公演には金総書記の妹・与正氏の姿も。手をつないでいるのは与正氏の子どもなのではと注目されている。この映像について朝鮮半島情勢に詳しい毎日新聞の客員編集委員・鈴木琢磨氏に話を聞いた。鈴木氏はこの新年祝賀公演において、父と娘が抱き合ってキスをする北朝鮮らしくない演出があったと指摘。欧米スタイルを真似て、新しいスタイルの北朝鮮の指導者像を見せ始めている。英国王室をモデルにした本当の意味の“ロイヤルファミリー化”を志向していると話した。